ことわざ「隗より始めよ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「隗より始めよ(かいよりはじめよ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「隗より始めよ」の意味をスッキリ理解!

隗より始めよ(かいよりはじめよ):大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい。

「隗より始めよ」の意味を詳しく

「隗より始めよ」は、「大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい」という教訓を指すことわざです。

この意味が転じて、「物事を始めるときには、自分自身が着手せよ」や「物事は言い出したものがやり始めるべきだ」という教訓として用いられることもあります。

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「隗より始めよ」の使い方

  1. 野球選手になりたいのであれば、隗より始めよというように、まずは素振りからきちんと取り組みなさい。
  2. 隗より始めよというからには、言い出しっぺである僕がリーダーに立候補するよ。

❶では「大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい」という意味で、❷では「物事は言い出したものがやり始めるべきだ」という意味で、それぞれ「隗より始めよ」が使われています。

「隗より始めよ」の由来

「隗より始めよ」は、ことわざであると同時に、故事成語でもあります。この言葉の由来となる出来事は、『戦国策(せんごくさく)』の「燕(えん)」に収められています。『戦国策』とは、戦国時代の逸話を国別にまとめた書物のことです。

 

「隗」とは、人名です。燕という国の王に賢者の集め方を問われた「郭隗(かくかい)」が、「従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」と発言したのに由来しています。これを訳すと、「まずは隗よりはじめよ。隗を優遇するのであれは、それより賢いものはなおさらだ」という意味になります。

この発言は、名馬を欲しいと望んだ者が、死んだ馬を高価で買うことで「死んだ馬でさえあれほどの高価で買うのだ。ましてや生きて優れた馬ならなおさらだ」と考える者たちから名馬を手にした、という話をもとにしています。

つまり「賢者を集めたいのであれば、ここにいる隗を優遇することから始めなさい。隗よりも優れていると考えるものが、優遇を求めてやってくるでしょう」という発言であると分かります。これが、「大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい」という意味になりました。

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「隗より始めよ」の類義語

隗より始めよには以下のような類義語があります。

  • 死馬(しば)の骨を買う:優秀な人材を集めるために、平凡な人を優遇する。
  • まず隗より始めよ

「死馬の骨を買う」は、特に人材を集める場合における「隗より始めよ」の同義語として使うことができます。この言葉は、由来も「隗より始めよ」と同じ話です。

「隗より始めよ」の英語訳

隗より始めよを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • start small
    (小さいことがから始める)
  • practice what you preach
    (人に説くことは自分でも実行せよ)

start small は「隗より始めよ」の「大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい」という意味に対応する英語訳です。一方の practice what you preach は、「物事を始めるときには、自分自身が着手せよ」という意味に対応しています。

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まとめ

以上、この記事では「隗より始めよ」について解説しました。

読み方 隗より始めよ(かいよりはじめよ)
意味 大掛かりな計画は、身近なことから始めるのがよい。
由来 『戦国策』の「燕」より。
類義語 死馬の骨を買う、まず隗より始めよ
英語訳 start small(小さいことがから始める)など

「隗より始めよ」は、有名な故事を由来とすることわざです。日常生活で使われることは多くありませんが、語彙のひとつとしてきちんと理解しておきましょう。

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