ことわざ「解語(かいご)の花(はな)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「解語(かいご)の花(はな)」です。

言葉の意味・例文・由来・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「解語の花」の意味をスッキリ理解!

解語(かいご)の花(はな):言葉を理解する花のことで、美人のたとえ

「解語の花」の意味を詳しく


「解語の花」とは言葉を理解する花のことで、美人のたとえです。

かつて中国の唐(とう)の時代の玄宗(げんそう)皇帝が、楊貴妃(ようきひ)をたとえて言った言葉です。

楊貴妃の美しさを、蓮(れん)の花と比べて讃(たた)えました。

 

玄宗(げんそう)は中国の唐の時代の皇帝で、楊貴妃を寵愛(ちょうあい)した人物です。

楊貴妃は、歴史上でとても有名な美女で、玄宗に気に入られ妃(きさき)となった人物です。

 

「解語」には、「言葉を理解する」という意味があります。

「花」は、ここでは美しさのたとえとして使われています。

したがって「解語の花」は、言葉を理解することができる美しい人という意味で使われています。

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「解語の花」の例文

  1. 彼女は神秘的で美しく、解語の花というべき女性だ。
  2. 彼女の美しさはもはや芸術的といえる。まさに解語の花だ。

「解語の花」の由来

「解語の花」は中国の唐の時代の玄宗(げんそう)が、楊貴妃の美しさをたとえて言った言葉です。

宮中(きゅうちゅう)の池に咲く蓮(れん)の花と楊貴妃(ようきひ)とを比べ、周りの臣下(しんか)たちに「蓮の花の美しさも、この言葉を理解する花には及ばない」と言いました。

楊貴妃が花のように美しく見えたので、その美しさを讃えるために花を用いたのではないかともいわれています。

 

この話は、唐の時代の珍しい話を集めた書物、『開元天宝遺事(かいげんてんぽういじ)』の中に記載されています。

この故事(こじ)が由来となり、「解語の花」ということわざができました。

花は美しいものの象徴の一つですが、言葉を理解することはできません。

「解語の花」には、美人は美しいだけでなく言葉も理解でき、なお素晴らしいという意味が込められています。

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「解語の花」の類義語

「解語の花」には以下のような類義語があります。

  • 羞花閉月(しゅうかへいげつ)
  • 沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
  • 明眸皓歯(めいぼうこうし)
  • 一顧傾城(いっこけいせい)
  • 花顔柳腰(かがんりゅうよう)

羞花閉月」とは「容姿がすぐれていてうるわしいこと」をいいます。

「羞」には恥じらうという意味があります。

美しい人に対し、そのあまりの美しさに花が恥じらい、月も恥じらい隠れるという意味からきています。

「閉月羞花へいげつしゅうか」ともいいます。

 

沈魚落雁」とは、魚や雁(がん)も恥じらって、身を隠すほどの美人という意味です。

中国の戦国時代の思想書、『荘子(そうじ)』の中にある逸話(いつわ)です。

人間の基準で美人を見ても魚や鳥は逃げるだけである、ということを言っています。

「落雁沈魚(らくがんちんぎょ)」ともいいます。

 

明眸皓歯」は美人を表す言葉です。

「解語の花」と同じく、楊貴妃のことを言い表した言葉です。

「解語の花」の対義語

「解語の花」には以下のような対義語があります。

  • 人三化七(にんさんばけしち)
  • 牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)
  • 敗柳残花(はいりゅうざんか)
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「解語の花」の英語訳

「解語の花」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a beauty
    (美しい人)
  • a belle
    (美しい人)

まとめ

以上、この記事では「解語の花」について解説しました。

読み方 解語(かいご)の花(はな)
意味 言葉を理解する花のことで、美人のたとえ
由来 唐(とう)の玄宗(げんそう)皇帝が楊貴妃(ようきひ)を讃えて「解語の花」と言ったことから
類義語 物言う花など
対義語 人三化七、敗柳残花など
英語訳 a beauty(美しい人)

楊貴妃は世界三大美女の一人で、小野小町、クレオパトラと並びその美しさで知られています。

当時も玄宗だけでなく、多くの人々から「解語の花」と讃えられました。

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