四字熟語「花鳥風月(かちょうふうげつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語「花鳥風月(かちょうふうげつ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「花鳥風月」の意味をスッキリ理解!

花鳥風月(かちょうふうげつ):自然の美しい景色、またはこれを題材にして芸術活動を楽しむこと

「花鳥風月」の意味を詳しく

花鳥風月には2つの意味があります。

一つ目に、自然の草木や美しい風景を指します。二つ目に、風景や草木を題材とした詩・俳句・和歌などの上品で洗練された活動を味わい楽しむことを指します。

「花鳥」は、「花を愛で、鳥の声に耳を傾ける趣がある心」という意味があります。「風月」は、「自然の風景に親しむこと」「趣を楽しむこと」という意味があります。

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「花鳥風月」の使い方

  1. どんなに疲れている時でも、花鳥風月を感じると、心が安らぐ。
  2. 花鳥風月を友として、老後を過ごすことが理想である。
  3. 日本には四季があると言えど、都会では花鳥風月を感じることができない。
①の例文では、自然の美しさを感じることが、疲れを癒すことができることを述べています。

②の例文では、詩・俳句・和歌などの上品で洗練された活動をして余生を過ごすことを夢見ていることがわかります。

③の例文では、自然の美しさを感じるには、都会の喧騒(けんそう)を離れる必要があることを述べています。

「花鳥風月」の由来

花鳥風月は、『風姿花伝(ふうしかでん)』という世阿弥(ぜあみ)が記した能の理論書に由来をもちます。

世阿弥は、室町時代に将軍の足利義満、足利義持から厚い待遇をうけて能を大成し、一世を風靡(ふうび)した能楽師です。

能の奥義や演技の仕方、修行法、歴史、能楽師としてのあり方、そして人生の教訓を本に記し、のちの能楽師に大きな影響を与えました。

 

彼は「上職の品々、花鳥風月の事態、いかにもいかにも細かに似すべし」と書きました。つまり、上品な品格を持つことは能にとって大切なことであるということです。

ここで「花鳥風月」は「上品な品格」という意味で使われています。これがのちに、自然の美しさも表すようになりました。

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「花鳥風月」の類義語

花鳥風月には以下のような類義語があります。

  • 春花秋月(しゅんかしゅうげつ):四季折々の自然の美の例え
  • 風流韻事(ふうりゅういんじ):自然に親しみ、詩歌を作って遊ぶこと
  • 花鳥月露(かちょうげつろ): 自然に起こる美しい景色の例え
  • 雪月風花(せつげつふうか):四季折々の自然の美の例え
  • 花晨月夕(かしんげっせき): 春の朝と、秋の夜の楽しいひとときのこと

どの類義語も、季節ごとの自然や有意義な時間のことを示しています。

「花鳥風月」の英語訳

花鳥風月を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The beauties of nature
    (天地自然の美しい景色)

英語の訳では「自然の美しさ」しか表現できず、「趣があって洗練された」という日本独自のニュアンスを伝えることは難しいですね。

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まとめ

以上、この記事では「花鳥風月」について解説しました。

読み方花鳥風月(かちょうふうげつ)
意味自然の美しい景色、またはこれを題材にして芸術活動を楽しむこと
由来世阿弥が書いた『風姿花伝』という能の理論書
類義語春花秋月、風流韻事、花鳥月露など
英語訳The beauties of nature(天地自然の美しい景色)

花鳥風月とは、ただ自然の美しさを表しただけの言葉ではないことがわかりました。

この四字熟語を誰かに教えるときは、日本独自の趣や、上品さ、風情に富んだニュアンスを伝えることが重要ですね。

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