ことわざ「陰徳あれば陽報あり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「陰徳あれば陽報あり(いんとくあればようほうあり)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「陰徳あれば陽報あり」の意味をスッキリ理解!

陰徳あれば陽報あり(いんとくあればようほうあり):ひそかに良い行いをすれば後で必ず報われるということ

「陰徳あれば陽報あり」の意味を詳しく

「陰徳あれば陽報あり」は、ひそかに良い行いをすれば後で必ず報われることを意味することわざです。

「陰徳」は、陰で徳を積むことを表します。「陽報」は、はっきりと表れる良い報いのことを指します。

「因果応報」との違いは注意しておかなければなりません。「因果応報」は、悪いことをすれば必ず己の身に災いが起こることを意味することもあります。一方で「陰徳応報」は善い行いの報復のみ表しています。混同しないようにしておきましょう。

日常生活からビジネスシーンまで幅広い場面で用いられています。

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「陰徳あれば陽報あり」の使い方

      1. ボランティアも陰徳あれば陽報あり、必ず自分にかえってくるよ。
      2. お年寄りが見えたのでこっそり席を空けて置いたら飴玉をくれた。まさに陰徳あれば陽報あり
      3. 匿名で寄付活動をしていたおかげで周りからの目を気にすることがなかったのは陰徳あれば応報ありであろう。
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どれもあからさまなものではなく、こっそりと善行を行う場合に使われます。

「陰徳あれば陽報あり」の由来

この言葉は、中国古代の思想書『淮南子(えなんじ)』で初めて書き記されました。淮南子には儒家や陰陽家など様々な思想が収録されていますが、中心は道家です。

道家の主な思想の一つに無為自然があります。これは宇宙の原理原則に沿った生き方を指します。

淮南子の中で、「陰徳有る者は、必ず陽報有り。陰行有る者は、必ず昭名有り」と記されています。意味は、「人知れず徳を積む者には必ず誰の目にも明らかなよい報いがあり、隠れて善行をしている者には必ずはっきりとした名誉があるものだ」ということです。

このように「陰徳あれば陽報あり」ということわざは、中国古来の道徳的思想から生まれて日本に持ち込まれました。

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「陰徳あれば陽報あり」の類義語

陰徳あれば陽報ありには以下のような類義語があります。

  • 善因善果:善い行いをすれば必ず自分の身によいことが起こるということ。
  • 福音福結:善因善果に同じ。
  • 隠れたる信あらば顕(あらは)れたる験(しるし):神仏への信仰は隠れて密かにしているとしても必ずご利益は必ずあるということ。
  • 積善の家には必ず余慶あり:善行を積み重ねた家はその報いとして必ず子孫によいことが起こるということ。
  • 陰徳は果報の来る門口:よい結果は、ひけらかさない善行により訪れるものであるということ。

陰徳応報のように、あからさまな善行でなくとも必ず報われるという思想は、仏教思想にも通じる部分があるようです。

「陰徳あれば陽報あり」の対義語

陰徳あれば陽報ありには以下のような対義語があります。

  • 悪因悪果:悪い行いをすれば必ず不幸が身に降りかかるということ。
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「陰徳あれば陽報あり」の英語訳

陰徳あれば陽報ありを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • He who lend to the poor, gets his interest from God.
    (貧しき人に貸す人は神より利益を得る)
  • He that sows good seed shall reap good corn.
    (よい種を撒く者はよい麦を収穫する)

まとめ

以上、この記事では「陰徳あれば陽報あり」について解説しました。

読み方陰徳あれば陽報あり(いんとくあればようほうあり)
意味密かに良い行いをすれば後で必ず報われるということ
由来中国古代の思想書「淮南子」
類義語善因善果、福音福など
対義語悪徳悪果など
英語訳He who lend to the poor, gets his interest from God.(貧しき人に貸す人は神より利益を得る)

このことわざは中国の古代の思想書に基づいていますが現代の日本でも広く共有された考え方の一つです。ぜひ覚えてみてください。

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