四字熟語「一国一城(いっこくいちじょう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一国一城(いっこくいちじょう)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一国一城」の意味をスッキリ理解!

一国一城(いっこくいちじょう):他者から干渉を受けず、自立している者

「一国一城」の意味を詳しく

「一国一城」とは、他者から干渉を受けず、自立している者を表す四字熟語です。

「一国一城」は、漢字の通り「一つの国と一つの城」のことを表します。

厳密に言うと、「他者から干渉を受けず、自立している者」という意味をもつのは、「一国一城の主」という言葉です。しかし、「一国一城」のみでも同じ意味を表すことがあります。

「外部から干渉を受けない、自分の国や城を持っている」という意味から「他者から干渉を受けない者・自立している者」という意味に転じました。

 

現代では、「国や城」を「会社や家」のたとえとして使う場合がほとんどです。つまり、「一国一城の主」「一国一城」と言った場合に「会社の経営者・一家の大黒柱」をさすことが多いということです。

反対に、「自分の会社や家のみを持っている」という、否定的なニュアンスで使われることもあります。この場合には、「自分の領域にしか力が及ばない」という皮肉が込められています。

ちなみに、「一国一城」は、1615年に江戸幕府が出した法令のことをさす事もあります。江戸幕府が出した「一国一城令」とは、「大名が管理している領地のなかには、一つの城しか建ててはいけない」という命令です。

この命令は、大名が持つ軍事力が大きくなりすぎることを防ぐために出されました。

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「一国一城」の使い方

  1. 社長は、会社内では一国一城の主とばかりに威張っている。
  2. 一国一城の心持ちで会社の経営を行う。

「一国一城」の類義語

「一国一城」には以下のような類義語があります。

  • 独立独歩(どくりつどっぽ):他にたよらず、自分の信ずるとおりに実行すること。
  • 独立自存(どくりつじそん):自分一人の力だけで存在していること。
  • 独立自全(どくりつじぜん):ほかに左右されることなく、それ自体で完結していること。
  • 独立独行(どくりつどっこう):「独立独歩」と同じ意味
  • 独立不撓(どくりつふとう):他人を頼ることなく、自分の力だけでやり抜くこと。

「独立不撓」の「不撓」は、「どんな困難にあっても、怯まない(ひるまない)こと・屈しないこと」という意味です。

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「一国一城」の対義語

「一国一城」には以下のような対義語があります。

  • 意志薄弱(いしはくじゃく):自分で決断を下す強い判断力に欠けること。
  • 多情多恨(たじょうたこん):感情に影響を受けやすいこと。
  • 多感多根(たかんたこん):「多情多根」と同じ意味

「一国一城」の英語訳

「一国一城」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • independence
    (独立している)
  • the head of the household
    (国を所有する者・一家の大黒柱)
  • be one’s own boss
    (自立している者)
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まとめ

以上、この記事では「一国一城」について解説しました。

読み方 一国一城(いっこくいちじょう)
意味 他者から干渉を受けず、自立している者
類義語 独立独歩、独立自存、独立自全、独立独行、独立不撓
対義語 意志薄弱、多情多恨、多感多根
英語訳 independence(独立している)
the head of the household(国を所有する者・一家の大黒柱)
be one’s own boss(自立している者)

「一国一城」はただの法令の名前ではなく、様々な意味があることがわかりました。

この機会に、使いこなせるようになりましょう。

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