四字熟語「一網打尽(いちもうだじん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一網打尽(いちもうだじん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一網打尽」の意味をスッキリ理解!

一網打尽(いちもうだじん):ある集団の全てのメンバーを捕らえること。

「一網打尽」の意味を詳しく

「一網打尽」の「一網」は、文字通り「網を一度打つ」ことを表しています。後半部分の「打尽(だじん)」とは、「全て捕らえてしまうこと」を意味します。つまり「たくさんのものが同時に大きな網にかかってしまう」という状況を想像すれば、イメージが湧きやすいはずです。

一言で言うと、「一網打尽」とは「グループのメンバーが一度に全員捕まってしまった」という状況のことなのです。

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「一網打尽」の使い方

  1. たくさんのボートで魚の群れを一つの場所に追い込み、一網打尽にした。
  2. 警察がテロ組織の本拠地に急襲し、その場にいたメンバー全ての逮捕に成功した。まさに一網打尽といったところだ。

①の例は、「一網打尽」の元々の使い方です。漁において、文字通り網を使って魚を一気に大量に獲ることをいいます。

②の例は、現在よく使われている用法です。この例のように、「一網打尽」は主に犯罪者などの悪人の集団を一斉に逮捕する際に用いられます

「一網打尽」の由来

元々「一網打尽」は、前章の①の例文にあるような、魚を獲ることに関する意味のみを持つ中国の四字熟語でした。

前章の②の例文にあるような「悪人の集団を同時に捕まえる」というニュアンスは、中国の歴史書である『宋史(そうし)』にあるエピソードを由来としています。

宋の時代、王拱辰(おうきょうしん)という検察官がいました。彼は独自に政府の腐敗に関する調査を行い、ついには現場で容疑者を全員逮捕することができました。その時に王拱辰が「一網打尽せり」と叫んだことが、その由来なのです。

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「一網打尽」の類義語

一網打尽には以下のような類義語があります。

  • 一瀉千里(いっしゃせんり):物事の進むスピードがとても速いこと
  • 一気呵成(いっきかせい):あることを一気に終わらせてしまうこと

この2つの四字熟語は、物事が一気に進む状態を表しているという点で「一網打尽」と似た意味を持っています。しかし「何かを捕まえる」といった意味合いはないので、注意してください。

「一網打尽」の英語訳

一網打尽を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • “net a good haul of fish”
    (大漁である)
  • “make a wholesale arrest”
    (一味全てを逮捕する)
  • “round up”
    (一斉に検挙する)

①が、魚に関する際の用法の英語訳で、②と③が悪人集団に対して使われる際の英語訳です。意味に応じて使い分けましょう。

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まとめ

以上、この記事では「一網打尽」について解説しました。

読み方一網打尽(いちもうだじん)
意味ある集団の全てのメンバーを捕らえること
由来宋の時代の検察官が犯罪者を一斉検挙した時に検察官が言ったこと
類義語一瀉千里、一気呵成など
英語訳 “make a wholesale arrest” (一味全てを逮捕すること) など

「犯罪グループの構成員が一網打尽にされる」というようなことが起きるのは珍しいことといえます。しかし、しっかりと使い方を覚えて、いざという時に困らないようにしましょう。

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