ことわざ「踏んだり蹴ったり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「踏(ふ)んだり蹴(け)ったり」です。

言葉の意味や使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「踏んだり蹴ったり」の意味をスッキリ理解!

踏(ふ)んだり蹴(け)ったり:重ね重ねひどい目に合うこと

「踏んだり蹴ったり」の意味を詳しく


「踏んだり蹴ったり」とは、重ね重ねひどい目にあうことを意味することわざです。

人生を歩むうえで、災難なこと、不運なことに出くわすことは避けられません。それは大きなものから小さなものまでです。

 

大きな不幸としては、地震や火事、親しい人の不幸などが挙げられます。一方、小さな不幸としては、食べたいパンが売り切れることや、宿題をやったのに家に忘れることなどがあります。

「踏んだり蹴ったり」は、このような大小関係なしに、ひどい目に重ね重ねあったり、短い期間に何度もあったりした時に使います。

例えば、台風が直撃したところにさらに地震が起きたり、電車が遅延しているところに急に腹痛に襲われたりです。

 

また、続く災難や不運は、それぞれに関係があっても無くても使うことができます。関係があることとしては、寝坊して、上司の機嫌が悪いなどが考えられます。

一方、関係が無いこととしては、宿題を家に忘れて、さらに楽しみにしていた水泳の授業が雷で中止になってしまうなどが考えられます。

このように、ひどい目に重ね重ね合う時には「踏んだり蹴ったりだ」ということができます。

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「踏んだり蹴ったり」の使い方

  1. 朝から腹痛で暗い顔をしていたら、先生にやる気ない顔をするなと怒鳴られ、まさに踏んだり蹴ったりだ。
  2. 寝坊したと思えば、財布も忘れ、今日のプレゼンの資料も家に忘れるなど、踏んだり蹴ったりな1日だった。
  3. 試合に負けただけでなく、怪我までしてまさに踏んだり蹴ったりだ。
  4. 新年早々、おみくじは凶で、餅をのどに詰まらせるなど、踏んだり蹴ったりの一年になりそうだ。

➀の例文は、度重なる不運がそれぞれ関係している場合です。

➁と➂の例文では、度重なる不運は、それぞれ直接は関係しているとは言えません。

➃の例文のように、未来のことを考えて「踏んだり蹴ったりになりそうだ」と言ったり、長い目で見て「踏んだり蹴ったりの一年」と表現することもできます。

「踏んだり蹴ったり」の由来

「踏んだり蹴ったり」の由来は、言葉そのものにあります。

「踏んだり蹴ったり」は、地面に倒れているところを、踏まれたり蹴られたりすることを表しています。ここから、「ひどい目に何度もあうこと」を意味することわざとして使われるようになりました。

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「踏んだり蹴ったり」の類義語

「踏んだり蹴ったり」には以下のような類義語があります。

  • 弱り目に祟(たた)り目:困っているときに、さらに災難が重なること
  • 泣きっ面(つら)に蜂:不運や不幸が重なること
  • 傷口に塩を塗る:悪いことの上に、さらに災難や不幸が重なること
  • 痛む上に塩を塗る:「傷口に塩を塗る」と同義
  • 痛い上の針:「傷口に塩を塗る」と同義
  • こけた上を踏まれる:不幸に見舞われている時に、さらに不幸なことが重なって起こること
  • 瘤(こぶ)の上の腫れ物:不幸や災難の上に更に不幸なことや災難が重なっておきること
  • 損して恥かく:散々な目にあうこと
  • 転べば糞(くそ)の上:不幸の上に不幸が重なること
  • 不幸は単独では来ない:不幸は一度ではなく、二度、三度と来るものだということ
  • 頼む木の下に雨漏(あめも)る:頼みにしていた当てが外れること
  • 病み足に腫れ足:不幸の上に不幸が重なること
  • 弱みにつけこむ風邪の神:不幸の上に不幸が重なること

「踏んだり蹴ったり」の英語訳

「踏んだり蹴ったり」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Put not fire to fire.
    (火に火を加えるな。)
  • It never rains but it pours.
    (降れば土砂降り。)
  • Misfortune never come singly.
    (不幸は単独では来ない。)
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まとめ

以上、この記事では「踏んだり蹴ったり」について解説しました。

読み方 踏(ふ)んだり蹴(け)ったり
意味 重ね重ね、または何度もひどい目にあうこと
由来 倒れているところを踏まれたり、蹴られたりする様子から
類義語 泣きっ面に蜂、傷口に塩を塗る、痛むうえに塩を塗るなど
英語訳 Put not fire to fire. (火に火を加えるな。)

日常的に、悪いことは続けてくることも多いです。その際は、「踏んだり蹴ったり」を思い出してみてください。類義語が多いことからわかるように、悪いことが続けて起こることは普通なのです。

必ず良いことは訪れるはずなので、辛抱が大切かもしれませんね。

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