故事成語「臍を噛む(ほぞをかむ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「臍を噛む(ほぞをかむ)」です。

意味、使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「臍を噛む」の意味をスッキリ理解!

臍を噛む:もどかしい思いをして、激しく後悔すること

「臍を噛む」の意味を詳しく

「臍を噛む」は、「ヘソを噛む」という意味です。「ヘソ」のことを「ほぞ」と言うこともあるのです。しかし、「ヘソを噛む」というのは誤りです。少し難しい言葉ですが、「臍を噛む」と言いましょう。

「ヘソを噛む」と聞いて、「できるはずない」と思うでしょう。「臍を噛む」は、やろうとしてもやれずにもどかしいことを意味するのです。ヘソを噛もうとしても噛めないように、もどかしい思いをするということです。

ただし、「できないことに対してもどかしく思う」という意味ではありません。「後悔しても、何もできずに気持ちをぶつけられない」という意味なのです。「何もしなかったことで取り返しのつかない事態に陥ってしまった」という場面で使いましょう。

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「臍を噛む」の使い方

  1. 徹夜で勉強しているうちに眠ってしまい、テストを受けることができず、臍を噛む思いだ。
  2. ガソリンスタンドを通り過ぎた後に車がガス欠を起こしてしまい、臍を噛んだ
  3. 当たり券と景品の交換期限が昨日だったことに気づき、臍を噛む思いだ。

「臍を噛む」の由来

「臍を噛む」は、古代中国の出来事に由来する言葉です。古代の中国はいくつもの国に分かれて対立していました。ある強い国の王が、弱い国を訪れたときに、「臍を噛む」という言葉が出てきました。

強い国とは楚(そ)、弱い国とは鄧(とう)です。鄧のある役人が、楚の王がとても優秀なことに気づき、王にこう進言しました。

「楚の王は我が国を滅ぼすでしょう。早いうちに殺しておかないと、後で臍を噛む思いをしますよ」

しかし、鄧の王はこの進言を聞き入れず、後に鄧は楚に滅ぼされます。

 

強い敵国である楚に対して十分な対策を取らなかったことで、国が滅んでしまったのです。攻め込まれてからではどうしようもありません。進言した役人は、楚に攻め込まれたときにまさに臍を噛む思いをしたでしょう。

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「臍を噛む」の類義語

「臍を噛む」には、以下のような類義語があります。

  • 後悔先に立たず:後から後悔しても何もできないこと
  • 槍(やり)持ちと後悔は先に立たず、提灯(チョウチン)持ちは後に立たず
  • 後の祭り
  • 切歯扼腕(せっしやくわん)する:歯ぎしりをし、震える腕を抑えるほど激しく後悔すること
  • 死んでからの医者話:死んでから医者にかかっても意味がないというたとえ

「臍を噛む」の英語訳

「臍を噛む」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • kick myself
    (自分のことを蹴りたくなるほど後悔している様子)
  • weighs on my conscience
    (出来事が頭から離れない様子)
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まとめ

以上、この記事では「臍を噛む」について解説しました。

読みかた臍を噛む(ほぞをかむ)
意味もどかしい思いをして、激しく後悔すること
由来古代中国で、敵国の王の暗殺を進言するときに言った言葉から
類義語「後の祭り」「死んでからの医者話」など
英語訳kick myself(自分を蹴りたくなる), weighs on my conscience(頭から離れない) など

臍を噛む思いをしないように、心配なことがあれば早めに対策をしておきましょう。何もせずに放置した結果、どうしようもない事態に陥ってしまったら、悔しく思うでしょう。

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