四字熟語「反面教師」の意味と使い方:類義語・対義語付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「反面教師(はんめんきょうし)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「反面教師」の意味をスッキリ理解!

反面教師(はんめんきょうし):悪い見本。また、見習ってはいけない人。

「反面教師」の意味を詳しく

本来、教師とは、教え子の見本となり、こうあるべきと道を教える存在です。反面教師の「反面」は「反対の面」を表します。

つまり、反面教師は「悪い見本」や「見習ってはいけない人」のことを表すのです。

「反面教師」の使い方

    1. 酒を飲みすぎて足を滑らせ、骨折した兄を反面教師にして、飲み過ぎには注意する。
    2. 職場で苦手な人を反面教師とし、自分は同じような行動をとらないように心がける。

「反面教師」の由来

「反面教師」という言葉を初めて使ったのは、中国共産党の指揮者であった毛沢東(もうたくとう)です。1957年、彼は演説中に初めて「反面教師」という語を使いました。そのため、中国でも「反面教師」という四字熟語は、日本語と同じ意味で伝わります。

毛沢東は、良くない組織は、少数の間違った人間が中心にいるとしました。そこで、その少数の人を閑職として孤立させ、その他大勢に正しい教育をほどこすことが組織を正すことにつながると考えました。その際、孤立した少数の人の振る舞いが「反面教師」として機能するとしました。

 

「反面教師」の類義語

反面教師には以下のような類義語があります。

  • 他山之石(たざんのいし):自分に関係のない他の人の失敗も、参考にすれば役に立つこと。
  • 殷鑑不遠(いんかんふえん):身近な失敗例を参考に、自分を戒(いまし)めること。自分の戒めとなるものは、近くにあること。

他人の山にあるつまらない石であっても、自分の山の石を磨く時には役立ちますよね。このことから、「他山之石」は「他人の間違いや誤った行動が、自分のためになる」という意味を持ちます。

「殷鑑不遠」の「殷」は国の名前です。「鑑」は鏡のことで、手本や見本を表します。殷は、昔の出来事を手本にするよりも、前代の夏(か)の国を手本とするべきだという戒めから、「身近な失敗例を参考に、自分を戒しめること」という意味になりました。

ちなみに、「殷」は最初「商(しょう)」という名前でしたので、「商鑑不遠(しょうかんふえん)」ともいいます。

「反面教師」の対義語

「反面教師」には以下のような対義語があります。

  • 正面教師(しょうめんきょうし):良い手本。正しいことを教えてくれる存在

「反面教師」の英語訳

反面教師を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a negative example
    (反面教師)
  • a person who serves as an example of how not to behave.
    (反面教師)
  • learn lesson from other people’s mistake
    (人の失敗から学ぶ)

まとめ

以上、この記事では「反面教師」について解説しました。

読み方反面教師(はんめんきょうし)
意味悪い見本。また、見習ってはいけない人。
由来1957年、中国共産党指揮者であった毛沢東の演説で、初めて使われた。
類義語他山之石、殷鑑不遠
対義語正面教師
英語訳a negative example(反面教師)など

最近は、人の成功体験だけではなく、失敗体験を語ってもらうテレビ番組もあります。

人の失敗から学べることもたくさんありますので、反面教師として参考にすると良いですね。