「フラグ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フラグ」です。

「フラグ」の意味・使い方・語源・類義語・「フラグ」のパターンについてわかりやすく解説します。

「フラグ」とは?

フラグ(flag):後に特定の状況や展開を引き起こす事柄、原因

「フラグ」の意味を詳しく

「フラグ」とは、後に特定の状況や展開を引き起こす事柄、原因のことです。

「フラグ」は英語で「旗」の意味を表すカタカナ語でもありますが、今回は小説や漫画、ドラマなどのストーリー上において使われる意味の「フラグ」について解説します。

「旗」の意味のカタカナ語として使われる場合は「フラッグ」という表記をする場合が多いです。

ストーリー上の「フラグ」について

作品のストーリーにおいて、「フラグ」は、次の展開を予測させるような出来事のことを指します。

たとえば、お互いを意識し合う男女が描かれていたら、交際に発展するのではないかなどと予想しますよね。

この時、男女がお互いを意識し合うという設定は、次(交際)への展開を予測させる「フラグ」と言えます。また、このようにストーリー上に「フラグ」を設定することを「フラグを立てる」と言います。

また、次に起こる事柄を前において「〇〇フラグ」などと言うこともあります。有名なものは「死亡フラグ」です。初期はネット用語として使われていた言葉ですが、最近は有名になってきました。

 

そのため、ストーリーを作る側もお決まりの展開や「フラグ」を立てておいて、視聴者が予測する展開と全く違う展開を意図的に行うこともあります。

これは「フラグを折る」「フラグが倒れる」などと言います。

「フラグ」の使い方

  1. 彼が言い残したセリフのせいで死亡フラグが立った。
  2. 著名な脚本家は、お決まりのフラグを折った。
  3. 終盤に差し掛かる前に余裕の表情を見せる戦闘キャラAを見て、負けフラグが立ったように感じた。
①は、彼のセリフが死亡をにおわせるものであったということです。

②は、次の展開はこう来るだろうという読者の予想を著者が裏切ったという意味です。

③は、まだ物語が終わるには早い段階で Aが気を抜いていることから、次の展開でかえってAは負けに向かうのではないかと感じたと述べています。

「フラグ」の語源

「フラグ」の語源は英語の “flag” です。

もともとは、コンピューター用語です。コンピューターのプログラムで、現在の状態や、設定した条件が成立したかどうかを表す変数です。

たとえば、「1」か「0」の値を取る「Aフラグ」を設定したとします。

この時、Bの処理を通過したら 「Aフラグ」に「1」を設定したり、「Aフラグ」が「0」だったら Cの処理を実行したりなど、「Aフラグ」の状態が次の展開を選択するように設計されます。

 

上記の内容から、「次の展開を成立させる条件」などの意味だけ残って、特定の状況や展開を引き起こす事柄、原因という意味になりました。

ちなみに、コンピューター用語として使う場合、「フラグを立てる」の反対は「フラグを折る」「フラグを倒す」ではなく、「フラグを降ろす」です。

「フラグ」の類義語

「フラグ」には以下のような類義語があります。

  • 伏線:あとで述べる事のためにあらかじめほのめかしておく、話の筋
  • 布石を敷く:来のためにあらかじめてはずを整えておくこと
  • 暗示する:手がかりを与えてそれとなく知らせること
  • ほのめかす:それとなく言う。におわす。

「フラグ」の種類とパターン

「フラグ」とは、のちの展開が予測できるような展開です。

そのため、「フラグ」とされているお決まりの状況やセリフがあります。

ここでは、種類別にお決まりのパターンを紹介きます。

死亡フラグ

キャラクターや登場人物が後に死んだり、危機的状況に陥ることを示すフラグです。「フラグ」の中でも代表的なものです。

以下のような例があります。

  • 自分の大切なものや、愛する人への手紙を主人公に託す
  • 「この戦いが終わったら、結婚してくれ」のセリフ

恋愛フラグ

後に恋愛関係に発展することを示すフラグです。少女漫画などで見かけたことのある人も多いと思います。

以下のような例があります。

  • 食パンを加えて曲がり角でぶつかる。
  • 同じ本を取ろうとして手が触れる。
  • 危機的状況でぎりぎり助けられる。

生存フラグ

「生存フラグ」は「死亡フラグ」と反対で、普通ならば命を落とすような状況に陥ったのにもかかわらず助かったり、そのような状況に奇跡的に巻き込まれずに助かったりする展開を示すフラグです。

死んだと思われていた人物が、少し後になって再登場するという展開が多いです。

以下のような例があります。

  • ビルからの落下後、別キャラクターが見下ろして「この高さで命はないな」と言う。
  • 敵の必殺技を食らった後に、「あれを食らって無事では済まない」などの評価をされる。

例を見てもわかるように、何かダメージを受けたあとに、別のキャラクターから、それが「ただ事ではない」「致命的である」などの評価がされるパターンが多いです。

また、「生存フラグ」では、高いところから落ちる瞬間は描かれているものの、そのあとの決定的な様子は書かれていないなど、生死が断言できないことが重要になります。

あくまで、「死んだはず」の状況に「生存フラグ」が立つのです。

負けフラグ

戦闘シーンなどで「負ける」ことが予測されるフラグです。

しかし、ただ負けるのではなく、負けるはずのない有利な状態から逆転されて負けてしまうという展開に使います。

優位にたっていたのに、突然力が使えなくなってしまったり、相手が覚醒したりして逆転負けをします。

おもに、圧勝している側が、そのことを口に出したり、余裕な様子を見せたり、価値を確信したような描写のことを指します。

 

あまりメジャーではないですが、「負けフラグ」の反対の「勝ちフラグ」というものもあります。

「勝ちフラグ」とは、圧倒的に不利な立場だったり、通常であれば負けるはずの状態から逆転勝ちをすることです。

まとめ

以上、この記事では「フラグ」について解説しました。

英語表記フラグ(flag)
意味後に特定の状況や展開を引き起こす事柄、原因
語源現在の状態や、設定した条件が成立したかを表す変数の意味のコンピューター用語から
類義語伏線、布石を敷く、暗示する、ほのめかす
種類死亡フラグ、恋愛フラグ、生存フラグ、勝ちフラグ

「フラグ」はもともとはネット用語ですが、最近ではかなりメジャーになってきた言葉です。

いろいろな種類やパターンがあり、これらを理解すると作品をより楽しめることもあるかもしれません。

この機会に使いこなせるようになりましょう。