「子供部屋おばさん」の意味とは？特徴から類義語まで解説

今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「子供部屋おばさん(こどもべやおばさん)」です。

言葉の意味、「子供部屋未使用おばさん」の意味、使い方、由来、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「子供部屋おばさん」をざっくり言うと……

「子供部屋おばさん」の意味をスッキリ理解！

「子供部屋おばさん」の意味を詳しく

「子供部屋おばさん」とは、一般的には一人暮らしをしていてもおかしくない年齢まで実家暮らしを続けている女性のことです。

名前の通り、「実家の小さいころからある子供部屋に、成長してからも住み続けている女性」という意味です。「おばさん」と言われているように、具体的には40歳以上になっても親元を離れていない人を指すことが多いです。

もともとあった「子供部屋おじさん」というネット用語の女性バージョンとして作られた言葉です。

「子供部屋おじさん」についての詳しい記事はコチラをご覧ください。

「子供部屋未使用おばさん」の意味

「子供部屋おばさん」の他にも「子供部屋未使用おばさん」というネット用語があります。

これは、「適齢期を過ぎても子供のいない女性」を皮肉った言い方です。

「子供部屋おじさん」に該当するネットユーザーが、その呼称を使う女性に対して侮辱をするために使われるようになった言葉です。

「子供部屋があるのに、部屋を使う子供がいない」という意味から、この言葉が生まれました。

「子供部屋おばさん」の使い方

「子供部屋おばさん」の由来

「子供部屋おばさん」という言葉は、「子供部屋おじさん」という言葉に対して作られた言葉です。

「子供部屋おじさん」は、2ちゃんねる(現在では「5ちゃんねる」に改名)という匿名掲示板で生まれた言葉です。

「子供部屋おじさん」の女性バージョンとして生まれました。

「子供部屋おばさん」の類義語

「子供部屋おばさん」には以下のような類義語があります。

それぞれの類義語との意味の違いを見ていきましょう。

「ニート」と「子供部屋おばさん」の違い

「ニート」とは、「15歳から34歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者」のことです。

「子供部屋おばさん」は、40歳以上の人に対して使われることが多いですが　、「ニート」は「15歳から34歳」という年齢の制限が付いています。

また、年齢を考えなくても、「子供部屋おばさん」は必ずしも「ニート」であるとは限りません。働いていたり、職業訓練を受けていたりしても、おばさんと言われる年で実家暮らしをしている人は「子供部屋おばさん」となってしまいます。

ちなみに、実家暮らしではなく、一人暮らしをしていたとしても、「家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない」状態であれば「ニート」になります。

「引きこもり」と「子供部屋おばさん」の違い

「引きこもり」とは、「仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人」のことです。

先ほども言ったように「子供部屋おばさん」は、働いている場合もあるので、「引きこもり」と「子供部屋おばさん」は同義ではありません。

「パラサイトシングル」と「子供部屋おばさん」の違い

「パラサイトシングル」とは、「学卒後もなお親と同居し、基礎的生活条件を親に依存している未婚者」のことです。

「パラサイト」に「寄生」という意味があるように、「パラサイトシングル」は一緒に住むだけでなく、経済的にも親に依存している人を指します。

それに対して、「子供部屋おばさん」は、「経済的には自立しているが、ただ単に実家に住み続けている」という場合があるのです。

もちろん、「パラサイトシングル」にも「子供部屋おばさん」にも当てはまる例もあります。

まとめ

以上、この記事では「子供部屋おばさん」について解説しました。

マイナスな意味で使われる言葉なので、使う状況には注意しましょう。