故事成語「関雎」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「関雎(かんしょ)」です。

言葉の意味・例文・由来・類義語・英語訳について、わかりやすく解説します。

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「関雎」の意味

関雎(かんしょ)夫婦仲が良く、礼儀正しいこと

「関雎」の意味を詳しく


「関雎」とは、ミサゴという鳥が穏やかな声で鳴いているところから、夫婦の仲が良く、礼儀正しいことを表す故事成語です。

ミサゴは、オスとメスの仲が良いとされている水鳥です。世界中に生息しており、日本でも見ることができます。

 
「関雎」を使った表現として、「関雎(かんしょ)の楽しみ」という言葉があります。これは、円満な家庭生活を楽しむという意味で使われます。

四字熟語として「関雎之化(かんしょのか)」と表されることもあります。意味は「関雎」と同じです。

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「関雎」の例文

「関雎」は文章中では以下のように使われます。

  • あの夫婦は関雎と言えるほど仲が良い。
  • 国王とお后様が末永く関雎の仲であるようお祈りをする。
  • 彼らは、新婚時代から今までずっと、関雎の楽しみが続いている。

「関雎」の由来

中国の本である『詩経』に載っている、「関雎」という題名の詩が由来になっています。

周という国の王である文王と、その后の夫婦仲が非常に良かったことから、その素晴らしさをうたった詩です。

以下は、元になった詩の一部とその現代語訳です。

関関雎鳩

在河之洲

窈窕淑女

君子好逑

関関(かんかん)と鳴くミサゴの鳴き声が

黄河の洲で聞こえる

奥ゆかしく麗しい女性は

立派な男性の素晴らしい相手である

この詩はとても有名で、国王とその妻がいつまでも仲良くあるようにとの願いが込められています。そのため、中国では昔から、国王の結婚式でお祝いとして歌われてきました。とても縁起の良い詩です。

 
ちなみに『詩経』とは、中国最古の詩集です。

儒教には、五つの経典があり、五経と呼ばれています。『詩経』はそのうちのひとつで、他には『易経』『書経』『礼経』『春秋』があります。

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「関雎」の類義語

「関雎」には、以下のような類義語があります。

  • 比翼連理(ひよくれんり):夫婦など、男女の情愛の深くむつまじいことの例え。
  • 双宿双飛(そうしゅくそうひ):夫婦の仲が良く、いつも一緒にいること。
  • 偕老同穴(かいろうどうけつ):夫婦の仲が良く、添い遂げること。
「比翼連理」はかなり有名な言葉ですよね。似た表現が多くあるので、合わせて覚えるとよいでしょう。

「関雎」の英語訳

「関雎」は英語では以下のように表されます。

  • That couple gets along very well.
    (あの夫婦はとても仲が良い)
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まとめ

以上、この記事では「関雎(かんしょ)」について解説しました。

読み方 関雎(かんしょ)
意味 夫婦の仲が良くむつまじいこと
由来 『詩経』の「関雎」という詩より
類義語 比翼連理
英語訳 That couple gets along very well.

夫婦仲が良いことを指す表現は多くありますが、「関雎」はその中でも縁起の良い言葉なので、覚えておくと役に立つかもしれません。

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