今回ご紹介する言葉は、ことわざの「浅い川も深く渡れ」です。
言葉の意味・例文・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「浅い川も深く渡れ」をざっくり言うと……
意味 | ささいなことでも用心せよという戒め |
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類義語 | 石橋を叩いて渡る、念には念を入れよなど |
対義語 | 危ない橋を渡るなど |
英語訳 | Hear twice before you speak once.(二度聞いてから一度言え。) |
このページの目次
「浅い川も深く渡れ」の意味をスッキリ理解!
浅い川も深く渡れ:ささいなことでも用心せよという戒め
「浅い川も深く渡れ」の意味を詳しく
「浅い川も深く渡れ」は、ささいなことであっても、用心するべきだという意味のことわざです。
たとえ浅く見える川であっても注意して渡らなければ、足を滑らせることもあります。あるいは、一見浅い川に思えても、いざ渡ろうとすると思いのほか深いかもしれません。
このことから「浅い川も深く渡れ」は、大したものではないと軽く見て油断するのは危険であるということを表すようになりました。
また、簡単だと決めつけて軽い気持ちで取り組むと、思わぬミスをするという意味もあります。
学校のテストなどで、簡単な設問だと思って見直しもせず提出したら、思わぬミスをしていたという経験は誰しもがあるでしょう。
「浅い川も深く渡れ」は、このように物事を過小評価することで油断したり、慢心を生んだりすることに対する戒めの意味も持つことわざです。
「浅い川も深く渡れ」の例文
- 簡単なことだと決めつけて舐めてかかるんじゃない。浅い川も深く渡れと言うし、何事も注意深く進めるべきだ。
- 一見簡単そうな問題でも浅い川も深く渡れという気持ちで取り組まないと、ケアレスミスをしかねないよ。
「浅い川も深く渡れ」の類義語
「浅い川も深く渡れ」には以下のような類義語があります。
「浅い川も深く渡れ」の対義語
「浅い川も深く渡れ」には以下のような対義語があります。
- 危ない橋を渡る:目的を達成するために、危険な手段をあえて用いること
「浅い川も深く渡れ」の英語訳
「浅い川も深く渡れ」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- Hear twice before you speak once.
(二度聞いてから一度言え。) - Cross a shallow river as if it were deep.
(浅い川もまるで深い川であるかのように渡れ。)
まとめ
以上、この記事では「浅い川も深く渡れ」について解説しました。
意味 | ささいなことでも用心せよという戒め |
---|---|
類義語 | 石橋を叩いて渡る、念には念を入れよなど |
対義語 | 危ない橋を渡るなど |
英語訳 | Hear twice before you speak once.(二度聞いてから一度言え。) |
何事も、慎重になりすぎては前に進めませんが、油断すると危険である場合もあります。
取り返しのつかない事態になっては困るので、いつも「浅い川も深く渡れ」の考え方を頭の隅に入れておくことは大切でしょう。