今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アポイントメント」です。
「アポイントメント」の意味・使い方・語源・類義語・取り方についてわかりやすく解説します。
このページの目次
「アポイントメント」とは?
「アポイントメント」の意味を詳しく
「アポイントメント」とは、面会や会議などの約束のことです。
ビジネスにおいて多用されます。社内の人間同士の約束ではなく、社外の関係者との面会や会議などを取り付けることを「アポイントメント」と言います。「アポ」と省略されることも頻繁にあります。
特に、営業の仕事をしている社会人が「アポイントメントをとる」ことが多いです。電話で「アポイントメント」をとる時は、「テレフォンアポイントメント(通称:テレアポ)」と呼ばれます。
「アポイントメント」はビジネスパーソンが使うことの多い言葉であるため、友人や家族との約束の際に使うのには適していません。少々堅苦しい印象を与えてしまうことになります。
「アポイントメント」の使い方
- 先方とのアポイントメントがあるため、今日は直帰する。
- なんども粘って、ついにアポイントメントをとるまでこぎつけた。
- 重要なアポイントメントがある日は、必ず牛丼を食べる。
- 上司から、新規のアポイントメントを5つとることをノルマに命じられた。
上の例文のように、「アポイントメント」はビジネスにおいて多く利用されます。アポイントメントには、「〜をとる」「〜がある」という語尾がつきます。
「アポイントメント」の語源
アポイントメントの語源は英語の “appointment” です。「取り決め」や「約束」「予約」など、日本語と似通った意味を持ちます。
英語での”appointment”は、日本語で使用されるのとは違い、「医者」などと会うときにも使用されます。
もともとは英語の”appoint(指名する)”という動詞が名詞形になった言葉です。ただし、”appoint”と”appointment”では大きく意味が異なるため注意しましょう。
「アポイントメント」の類義語
アポイントメントには以下のような類義語があります。
- リザベーション(reservation):予約すること
“reservation”と”appointment”の違いは、「何を約束するか」にあります。
“reservation”は、ホテルやレストラン、航空券など「場所」を予約するときに使用されます。一方、”appointment”は、「人と会うこと」を予約(約束)するときに用いられます。
この機会に押さえておきましょう。
「アポイントメント」の取り方
一般的に「アポイントメント」をとることは、事前準備や口調に気をつけなければ難しいことです。ここでは、簡単にアポイントメントをとる際の注意点をまとめました。
- 面会をして何を伝えたいのか(目的)を明確にする
- (電話の場合は)明るい声で、ハキハキと話す
- 面会の許可をもらえたら、日時・場所まで詳細を決める。
- 詳細を復唱することで、ミスがないようにする
企業で働く人は忙しいため、明確な目的がないと時間を割いてくれる可能性は低くなります。「アポイントメント」の意味を押さえて、なぜ「アポイントメント」をとるべきなのかを考えて取り組みましょう。
まとめ
以上、この記事では「アポイントメント」について解説しました。
英語表記 | アポイントメント(appointment) |
---|---|
意味 | 面会や会議などの約束 |
語源 | 英語の”appointment”より |
類義語 | リザベーション(reservation) |
アポイントメントの取り方 | 目的を明確に、ハキハキと話し、詳細を決める。 |
「アポイントメント」は、社会に出たら一度は耳にする言葉です。「アポイントメント」や「アポ」と言われても、すんなり意味を理解できるようになりましょう。