今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「安寧秩序(あんねいちつじょ)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「安寧秩序」をざっくり言うと……
読み方 | 安寧秩序(あんねいちつじょ) |
---|---|
意味 | 世の中が落ち着いていて、安定していること。 |
類義語 | 安寧無事、平穏無事、公序良俗、天下泰平、地平天成など |
対義語 | 急政暴虐、乱離骨灰など |
英語訳 | peace and order(平和と秩序) |
「安寧秩序」の意味をスッキリ理解!
安寧秩序(あんねいちつじょ):世の中が落ち着いていて、安定していること。
「安寧秩序」の意味を詳しく
「安寧秩序」は、「安寧」と「秩序」の2つの単語により構成されています。
「安寧」は世の中が穏やかで安定していることを意味します。また「秩序」は、社会の様々な要素が一定の関係・規則によって結びつき、調和を保っている状態を意味します。
この2つの単語から成り立つ「安寧秩序」は、「社会の安全・秩序が保たれており、世の中が平和である」という社会の安定を示します。
このことから、「安寧秩序」は国や社会の落ち着いた状態を示す際によく用いられます。
「安寧秩序」の使い方
- 国の安寧秩序こそ政治家が目指すべきものだ。
- 戦乱の世では、安寧秩序は長くは続かない。
- 世界にはまだ、安寧秩序が実現されていない国が存在する。
- 憲法や法律は国の安寧秩序のために必要だ。
「安寧秩序」の類義語
安寧秩序には以下のような類義語があります。
- 安寧無事(あんねいぶじ):変事もなく、穏やかで安らかなさま
- 平穏無事(へいおんぶじ):変わったこともなく穏やかなさま
- 公序良俗(こうじょりょうぞく):公の秩序と善良な風俗
- 天下泰平(てんかたいへい):世の中がよく治まり、穏やかな様子。
- 地平天成(ちへいてんせい):世の中が平穏に治まり、全てのものが栄えていること
「安寧秩序」の対義語
安寧秩序には以下のような対義語があります。
- 急政暴虐(きゅうせいぼうぎゃく):せっかちで乱暴で残虐な政治で人を苦しめること。
- 乱離骨灰(らりこっぱい):ばらばらに離れ散ること。めちゃめちゃになった様子。
「安寧秩序」の英語訳
安寧秩序を英語に訳すと、次のような表現になります。
- peace and order
(平和と秩序)
- peace and order
この四字熟語は英語にした方がシンプルに意味が伝わってくることが分かります。
まとめ
以上、この記事では「安寧秩序」について解説しました。
読み方 | 安寧秩序(あんねいちつじょ) |
---|---|
意味 | 世の中が落ち着いていて、安定していること。 |
類義語 | 安寧無事、平穏無事、公序良俗、天下泰平、地平天成など |
対義語 | 急政暴虐、乱離骨灰など |
英語訳 | peace and order(平和と秩序) |
安寧秩序は国家の理想の状態であり、長い歴史において人類が果たすことができなかった夢でもあります。
安寧秩序は、自明のものでも所与のものでもなく、私たちの不断の努力によって維持していかなければならない貴重なものだと自覚する必要があるでしょう。