今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「オポチュニティ」です。
「オポチュニティ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「オポチュニティ」をざっくり言うと……
英語表記 | オポチュニティ(opportunity) |
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意味 | 機会、好機 |
語源 | 英語のopportunity |
類義語 | チャンス、千載一遇、機運など |
「オポチュニティ」の意味をスッキリ理解!
「オポチュニティ」の意味を詳しく
「オポチュニティ」は「機会」「好機」という意味のカタカナ語です。たとえば、ずっと憧れていて、目標にしていた人がいたとします。知り合いのコネなどを使ってなんとか目標としている人と話すような機会があるならば、この機会を「オポチュニティ」と言います。
ニュアンス的には偶然による機会ではなく、努力をした末に掴み取った機会という意味合いです。
いくつか意味があるので詳しく見てみましょう。
営業などビジネスでの意味
ビジネスで「オポチュニティ」は「営業における提案の機会」という意味です。特に利益を得ることができる機会のことを指します。
たとえば、商談によって顧客から得ることができたニーズなど、今後何かしらの提案や取引をすることで利益を得ることができる機会があげられます。
火星探査機の名前
「オポチュニティ」は火星探査機の名前でもあります。アメリカ航空宇宙局の火星探査機で、2004年1月25日に火星に着陸しました。
「オポチュニティ」の使い方
- オポチュニティコストが思った以上に大きい。
- オポチュニティファンドは高い利益率を狙える。
- オポチュニティロスをしてしまったので、深く反省している。
「オポチュニティ」はよくビジネスで使用します。①の「オポチュニティコスト」とは、ある選択肢を選んだしまったがゆえに手に入れることのできなかった利益の損失のことです。
たとえば、Aを選べば5、Bを選べば10ほど手に入るとします。もし、Aを選んでしまったらBよりも少ないですね。このように最善の選択肢を誤ってしまい発生する「損失した利益」のことを「オポチュニティコスト」と言います。
②の例文の「オポチュニティファンド」とは、出資する人数が50人以下の「プライベートファンド」の1種です。その中でも市場価格より高い運用実績を上げることを目的としたファンドを「オポチュニティファンド」と言います。
③の「オポチュニティロス」とは「適切な意思決定をしなかったために、発生する機会の損失」という意味です。
たとえば、新製品があまり売れないと分かっていたのに売り続けていたとします。すぐに新製品を売るのを止めて、別の製品の販売に力を入れるべきなのに適切な意思決定ができていないため、機会を損失しています。
例文では取り上げませんでしたが、他にも「オポチュニティ」はフレーズとして以下のような使い方をします。
- オポチュニティアセスメント︰機会の分析
- オポチュニティレポート︰ニーズ調査のまとめ
- キャリアオポチュニティ︰経歴や経験を積む機会
- オポチュニティギャップ︰理想との差
「オポチュニティ」の語源
「オポチュニティ」の語源は英語のopportunityです。カタカナ語の「オポチュニティ」とほぼ同じ意味です。
「オポチュニティ」の類義語
「オポチュニティ」には以下のような類義語があります。
チャンス
「チャンス」は「機会」という意味です。「オポチュニティ」が努力の末に手に入る「機会」なのに対して、「チャンス」は偶然手に入る「機会」を指します。
たとえば、スポーツで相手チームがミスした時「これはチャンスだ」と言います。
千載一遇
「千載一遇」は「滅多にないようなよい機会」という意味です。「千載」で「1000年」という意味で、「千載一遇」は「1000年に1回の機会」という意味合いになります。
よく、「チャンス」と一緒に「千載一遇のチャンス」というように使います。
機運
「機運」は「物事を行うのにちょうどよい機会」という意味です。具体的には「今が行動起こす時だ」と感じるような機会のことを指します。
例文としては、「機運が高まる」「機運が熟す」と言います。
まとめ
以上、この記事では「オポチュニティ」について解説しました。
英語表記 | オポチュニティ(opportunity) |
---|---|
意味 | 機会、好機 |
語源 | 英語のopportunity |
類義語 | チャンス、千載一遇、機運など |
「オポチュニティ」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。
ぜひ、この記事を参考にして「オポチュニティ」の意味や使い方を覚えましょう。