「あくしろよ」の意味とは？元ネタから他の淫夢語録まで解説

「あくしろよ」とは「早くしろよ」という意味です。

「あくしろよ」の「あく」を、「悪」や「灰汁(あく)」だと思う人も多いのではないでしょうか。

実は「あく」に意味はなく、「早くしろよ」が「あくしろよ」に聞こえたために広まったネットスラングなのです。

この記事では、「あくしろよ」の意味や使い方をわかりやすく解説します。

☆「あくしろよ」をざっくり言うと…

「あくしろよ」の意味

「あくしろよ」は「早くしろよ」「急げよ」という意味です。

人や物事を急かす気持ちを表します。

人に対して使用する場合は、冗談半分に相手を強く責めたり、脅したりする意味合いがあるため、親しい関係の人にのみ使うことが多いです。

「淫夢語録(いんむごろく)」というネット上の語録に入っている言葉で、ネットスラングです。

「あくしろよ」の元ネタ

「あくしろよ」の元ネタは、男性同士の成人向けビデオ『真夏の夜の淫夢』の第1章に出てくる台詞です。

このビデオに、以下のような場面があります。

その際、早口で言っているため、「早くしろよ」が以下のように聞こえました。

この場面以外にも、「あくしろよ」と聞こえる台詞は9回登場します。

そのため、視聴者の印象に強く残り、「早くしろよ」と言うところで「あくしろよ」と発言するのが広まったのです。

「あくしろよ」の使い方

「あくしろよ」は以下のような言い回しで使われます。

上記の〇〇には人や物事などの名詞が入ります。

「あくしろよ」を省略して、「あくしろ」と表記することもあります。

例文を見てみましょう。

「あくしろよ」への返事

「あくしろよ」と言われたときに、特に決まった返事の仕方はありません。

なぜなら、「あくしろよ」はネットスラングで、使うことが目的であることが多いからです。

「淫夢語録」とは

「あくしろよ」は、「淫夢語録」のひとつです。

「淫夢語録」とは、2001年にBabylonというレーベルから発売されたゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』が元ネタの有名なフレーズをまとめたものです。

「淫夢語録」には以下のようなものがあります。

「淫夢語録」の注意点

「淫夢語録」を使う際は、以下のような注意点があります。

それぞれ見ていきましょう。

注意点①公共の場では使わない

「淫夢語録」はネットスラングです。

そのため、ビジネスシーンなどの公共の場面で使うことは不適切です。

注意点②成人向けビデオに詳しい人だと思われる

「淫夢語録」の元ネタは、男性同士の成人向けビデオです。

そのため、「淫夢語録」を使うと、本意でなくても「男性同士の成人向けビデオに詳しい人」と受け取られる可能性があります。

それ自体は悪いことではありませんが、不要な誤解を招いてしまうことになるため注意しましょう。

注意点③肖像権侵害のイメージがある

「淫夢語録」の元ネタを発言した人に対して、ネット上では肖像権の侵害にあたりそうな行為が行われることが多いです。

そのため、「淫夢語録」を使うと、そのような行為をしていると受け取られてしまうことがあります。

「淫夢語録」が広まった理由

「淫夢語録」は、元はネット掲示板『なんでも実況J板(なんJ)』で使われていました。

「淫夢語録」が広まった理由は以下の通りです。

以上の出来事の結果、たくさんの人が「淫夢語録」を目にすることとなりました。

現在では、ネット上で広く使われています。

「あくしろよ」のまとめ

以上、この記事では「あくしろよ」について解説しました。

「あくしろよ」は、ゲイビデオが元ネタの「淫夢語録」の中でもよく使われる言葉です。

強く責める意味合いがあるため、「あくしろよ」は親しい仲の人だけに使いましょう。