今回ご紹介する言葉は、ことわざの「安物買いの銭失(ぜにうしな)い」です。
言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「安物買いの銭失い」をざっくり言うと……
読み方 | 安物買いの銭失(ぜにうしな)い |
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意味 | 安物を買うと逆に損をするという意味 |
類義語 | 安かろう悪かろうなど |
対義語 | 海老で鯛を釣るなど |
英語訳 | A cheap purchase is money lost.(安物買いは銭失い。) |
このページの目次
「安物買いの銭失い」の意味をスッキリ理解!
安物買いの銭失(ぜにうしな)い:安物を買うと逆に損をするという意味
「安物買いの銭失い」の意味を詳しく
「安物買いの銭失い」は、安物を買うと逆に損をするという意味のことわざです。
銭とは、お金のことです。江戸時代には、お金のことを「銭」と呼んでいました。
ちなみに、1銭は、100分の1円です。しかし、100分の1円と言っても現在とは物価が違うため、単純には比較できません。
安いものを買った時は、得な気持ちになります。
しかし、安いものは、相応の品質・性能であることが多いです。そのため、簡単に壊れてしまったり、必要な機能が入っていなかったりします。「安物買いの銭失い」は、「安物買い」は結果的に高いものを買い、「銭を失う」羽目になるということを表します。
このことわざには、安いものを買うにしても、慎重に買うべきであるという戒めが込められています。
「安物買いの銭失い」の使い方
- セールをやっていて、安く家電を購入した。しかし、安物買いの銭失いで、結局新品を買う羽目になった。
- スーパーへ行って、目的のもの以外もセールになっているとつい購入してしまう。安物買いの銭失いだ。
「安物買いの銭失い」の類義語
「安物買いの銭失い」には以下のような類義語があります。
- 安かろう悪かろう:値段の安いものはその値段相応の性質なので、きっと良いものは無いだろうということ
「安物買いの銭失い」の対義語
「安物買いの銭失い」には以下のような対義語があります。
- 海老(えび)で鯛(たい)を釣(つ)る:小さな投資で大きな利益を得ることのたとえ
「安物買いの銭失い」の英語訳
「安物買いの銭失い」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- A cheap purchase is money lost.
(安物買いは銭失い。) - Light cheap, lither yield.
(安物は割高につく。) - Cheapest is dearest.
(一番安いのが一番高い。)
まとめ
以上、この記事では「安物買いの銭失い」について解説しました。
読み方 | 安物買いの銭失(ぜにうしな)い |
---|---|
意味 | 安物を買うと逆に損をするという意味 |
類義語 | 安かろう悪かろうなど |
対義語 | 海老で鯛を釣るなど |
英語訳 | A cheap purchase is money lost.(安物買いは銭失い。) |
いくら安くても、それが本当に自分に必要な物なのかどうかは見分けたいですね。