「是非(ぜひ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「是非(ぜひ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「是非」の意味をスッキリ理解!

是非(ぜひ):正しいかどうか。また、願いの強さを示す語。

「是非」の意味を詳しく

「是非」には、主に2つの意味があります。

一つ目に、「正しいかどうか」という意味です。用いられている漢字の「是」と「非」には、それぞれ「正しい」と「間違っている」という意味があります。

次に「是非」は、お願いをする際に、気持ちの強さを強調するためにも使われます。これは、「是が非でも」を短くした表現で、副詞として用いられます。「正しくても間違っていても」という意味なので、かなり強めのお願いというニュアンスを持ちます。

 

また、「是非」には様々な言い回しがあります。ここでは、その中からいくつかをご紹介します。

「是非に及ばず」とは?

「是非に及ばず」とは、「当否や善悪をあれこれ論じるまでもなく」という意味です。「どうしようもない」「仕方がない」といったニュアンスです。

他の「是非」を用いた表現である「是非もない」や「是非にかなわず」も同じ意味を持っています。

「是非も知らず」とは?

「是非も知らず」とは、「我を忘れて夢中になって」という意味です。

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「是非」の使い方

「是非」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 今回は、増税の是非を国民に問う選挙になりそうである。
  2. この授業では安楽死の是非について、議論をしていきます。
  3. ぜひよろしくお願いいたします。

上記の例文のように、「是非」は「人々が賛成と反対の2つに分かれる問題」を表すのによく使われます

①の例文にあるように、「是非を問う」は「増税に賛成か反対かを、選挙の結果を通して示す」という意味で用いられています。選挙の際などに、政治家が好んで使う表現です。

②の例文の「安楽死の是非」は、「安楽死を認めるべきか否(いな)か」と言い換えることができます。

 

③では、「願いの強さの強調」という意味で「是非」を用いています。この場合、「正しいかどうか」という意味と区別するために、「ぜひ」とひらがなで表記されることが多いです。

「ぜひ」は、ビジネスメールにおいてお願いをする際に用いることができます。他に「何卒」や「くれぐれも」などが類似した表現です。

「是非」の類義語

是非には以下のような類義語があります。

  • 可否(かひ): 良いか良くないか。事の良し悪し(よしあし)
  • 適否:適することと適さないこと
  • 当否:道理に合うことと合わないこと

これらの熟語は、「ある物事が良いか悪いか」という意味を表しているという点で「是非」と共通しています。ですが、それぞれのニュアンスは異なっています。

「可否」は、主に「善か悪か」という意味合いが強調されます。次に「適否」では、「あるものが状況や条件に合っているか」という意味合いが強いです。「当否」は、「あることが的を得ているか外しているか」に注目した意味を持っています。

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「是非」の英語訳

是非を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • right and wrong
    (善悪)
  • propriety
    (適否)
  • at any cost
    (何が何でも)

英語で「是非」の「正しいかどうか」という意味を表したい場合、right and wrong か propriety を用いましょう。

例えば、「~の是非を論じる」は英語で、 “discuss the rights and wrongs of ~” で表現できます。

 

「ぜひ」のように、願いの強さを強調したい場合は、at any cost といえます。文章の最後に付けることで、「どんなに費用をかけても」という強い意味を表せます。

例えば、「あなたにはぜひその町を訪れてほしい」は、“I want you to visit the town at any cost.” と英訳できます。

まとめ

以上、この記事では「是非」について解説しました。

読み方 是非(ぜひ)
意味 正しいかどうか。また、願いの強さを示す語。
類義語 可否、適否、当否
英語訳 right and wrong(善悪)、at any cost(何が何でも) など

「是非」には、2つの意味があるので少し紛らしい言葉かもしれません。「是非」という言葉を使う場面が来た時のために、意味と使い方をぜひ理解しておきましょう。

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