「誘発(ゆうはつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「誘発(ゆうはつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「誘発」の意味をスッキリ理解!

誘発(ゆうはつ):ある事象が原因となり、他の事象を引き起こすこと

「誘発」の意味を詳しく

「誘発」は、誘と発という2つの漢字から構成されています。

「誘」は「ゆう」「さそう」と読み、誘う・ひきつけるという意味を表します。誘発において「誘」は、引きつけるという意味で用いられています。同じ意味で用いられている熟語には、誘惑・誘拐などがあります。

「発」は、「はつ」「ひらく」と読み、出かける・生じるという意味を表します。誘発において「発」は、生じるという意味で用いられています。同じ意味で用いられている熟語には、発生や突発などがあります。

 

この2つの漢字から、誘発は「発生を引き出す」という意味を表します。この意味が派生し、ある事象が原因となり他の物事を引き起こすという意味になりました。

「誘発」と「触発」の違い

「誘発」と似た意味を持つ熟語として、「触発」があります。この2つの熟語は、あることが原因となり、他のことを引き起こすという意味で共通していますが、この2つの熟語の使い方は異なります。

「誘発」は基本的に物事に対して用いられ、ある物事が原因となり、他の物事を引き起こすという意味をもちます。一方で、触発は感情や衝動などに対して主に用いられ、「友達に触発され塾に通い始めた。」などの使い方をします。

また、「誘発」は、ある原因により自然とほかの事象が引き起こされたというニュアンスを表します。それに対し、「触発」は、あるきっかけを元に、本人の意思によってほかの行動が起こったというニュアンスで用いられます。

この2つの熟語は共通した漢字を用いており、混同しやすいので気をつけましょう。

「誘発」の使い方

  1. 国家間の小さな事件から、戦争が誘発された。
  2. 人間の自然をかえりみない行動が、地球温暖化を誘発する。
  3. 誘発分娩によって、計画的に出産する。

①の例文で誘発は、「誘発される」という形で用いられています。この例文では、「戦争が引き起こされた」という意味を表しています。

②の例文で誘発は、「誘発する」という形で用いられています。この例文では、「地球温暖化を引き起こす」という意味を表しています。

③の例文で誘発は、「誘発分娩」という複合語として用いられています。誘発分娩とは、陣痛促進剤を用いて、計画的に出産することをいいます。「誘発」は、このように複合語として用いられる場合もあります。

「誘発」の類義語

誘発には以下のような類義語があります。

  • 触発(しょくはつ):見聞きしたことに刺激されて、何かを始めること
  • 誘起(ゆうき):刺激して発生させること
  • 開始(かいし):物事を始めること
  • 誘引(ゆういん):興味をひきつけて誘い込むこと
  • 激発(げきはつ):物事や感情が強い勢いで起きること

開始は、「何かの事象が開始する」という意味において誘発の類義語になります。

誘引は、「引きつける」という意味で誘発の類義語となります。

激発は、「物事が発生する」という意味で、誘発の類義語となります。

「誘発」の英語訳

誘発を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • lead to
    (きたす)
  • prompt
    (促す)
  • trigger
    (誘引)

triggerは、銃の引き金という意味もあります。

まとめ

以上、この記事では「誘発」について解説しました。

読み方誘発(ゆうはつ)
意味ある事象が原因となり、他の事象を引き起こすこと
類義語触発、誘起、開始など
英語訳lead to(きたす)

誘発は、事件や事故などの際によく用いられる熟語です。

ニュースなどでもよく耳にする単語なので、しっかりと意味を理解し、正しく用いましょう。