「触発(しょくはつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「触発(しょくはつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「触発」の意味をスッキリ理解!

触発(しょくはつ):物に触れて動き出したり、爆発したりすること。人に何らかの刺激を与えて、行動する意欲をかきたてること。

「触発」の意味を詳しく

「触発」の原義は、「物に触れて動き出したり、爆発したりすること」です。文字通り、触れて発動すること・触れて爆発することを指しています。

たとえば、「触発機雷」という言葉があります。機雷は機械水雷の略称で、水中で爆発する兵器のことです。触発機雷は、艦船に接触すると爆発する仕組みになっています。

また、物に触れて動き出すという物理的な意味から転じて、「人に何らかの刺激を与えて、行動する意欲を起こさせること」も「触発」と言うようになりました。

たとえば、「難関大学に合格した兄に触発され、自分も猛勉強を始めた」という使い方があります。難関大学に合格した兄の存在に刺激を受け、勉強を頑張る意欲が生じたさまを「触発」と表現しています。

 

なお、後者の意味で「触発」が用いられる場合、「触発される」という受け身の形になることが多いです。

刺激とされるものの中には、その人の行動を変えようという意図がないものも多く含まれています。そのため、触発したかどうかの判断は受け手によってなされることが多くなります。結果として、「触発される(された)」という受け身の形を用いることが多くなっています。

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「触発」の使い方

  1. あのスプリンクラーは、高温の空気に触発されて作動する。
  2. 情熱的な音楽に触発され、困難を乗り越えるやる気が出てきた。

①の「触発」は、物理的な意味です。高温の空気に触れてスプリンクラーが動き出すことを「触発」と言っています。

②では、「刺激を与えて、行動の意欲をかきたてる」という意味で「触発」が用いられています。情熱的な音楽を聴き、困難を乗り越える気持ちが芽生えたさまを「触発」と表現しています。

なお、「触発」は、よい方向へと変化する場合に用いられることが多いです。

「触発」の類義語

触発には以下のような類義語があります。

  • 感化(かんか):考え方や行動に影響を与えて、自然に変化させること
  • 教化(きょうか):人々を教え導き、よい方向へ向かわせること

「触発」と「感化」の違いは、まず変化を促(うなが)す速度にあります。「触発」は、刺激を与えたと同時に変化を起こすことを表します。一方、「感化」はだんだんと影響を与えていき、緩やかに変化させていくことを指します。

次に、「触発」が主にポジティブな変化について用いられるのに対して、「感化」はよい変化と悪い変化の両方について用いることができます。

「教化」は、主に道徳面で人々を教え導くことを指します。また、「教化」は意図的に行われるものであるのに対して、「触発」や「感化」は意図せずして変化を促す場合も含まれます。

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「触発」の英語訳

触発を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • detonate on contact
    (物に触れて爆発する)
  • be inspired by ~
    (~に触発される)

物理的な意味を表すのか、それとも人に刺激を与えて行動させることを指すのかで英語訳を使い分けましょう。

上記 2つの表現を用いた例文は以下の通りです。

例文
  • The mine detonates on contact with a ship.
    (その機雷は、船に接触すると爆発する)
  • The reason why I started soccer is that I was inspired by his wonderful play.
    (私がサッカーを始めたのは、彼の素晴らしいプレーに触発されてのことだ)

まとめ

以上、この記事では「触発」について解説しました。

読み方 触発(しょくはつ)
意味 物に触れて動き出したり、爆発したりすること。
人に何らかの刺激を与えて、行動する意欲をかきたてること。
類義語 感化、教化
英語訳 detonate on contact(物に触れて爆発する), be inspired by ~(~に触発される)

刺激を与えて、急速に変化を促すのが「触発」です。類義語の「感化」や「教化」との違いとあわせて、ぜひ意味や使い方を覚えてみてください。

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