「感化(かんか)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「感化(かんか)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「感化」の意味をスッキリ理解!

感化(かんか):人に影響を与えて、心・行いを変えさせること

「感化」の意味を詳しく

感化とは、物事に触れることで心や行いを変えさせるという意味の熟語です。

「感化される」という表現をよく耳にすると思いますが、これは「心が動かされた」のようなニュアンスの言葉です。

しかし、「感化」は文脈によって、ポジティブな意味・ネガティブな意味の両方の意味に取ることが可能です。次の使い方の例を参考に見ていきましょう。

「感化」の使い方

  1. 上司の説教に感化され、もっと真面目に働こうと思った。
  2. 作者の生活スタイルに感化されて、私も規則正しい生活を送ることにした。
  3. 映画に感化され、私の人生は大きく変わった。
  4. 彼は感化されやすく、悪徳セールスによく騙されている。
  5. 映画やゲームに感化され、非行に走る若者も少なくはない。
  6. 彼女は海外ドラマに感化されて、露出の多い服装をするようになったが単純に似合っていない。
①〜③はポジティブな意味として使用されています。「感化」されたことで、いい方向に心や行動を変えたという意味の文脈です。

一方、④〜⑥はネガティブな意味として使用されています。 「感化」されたことで、悪い方向に足を引っ張られているという意味の文脈です。

「感化の語源」

「感化」の「感」は、「物事に触れ心が動く様」を意味し、「化」は「かえる・人格に影響を与える」といった意味があります。

この2語が合わさって、「人に影響を与えて、心・行いを変えさせること」という意味の熟語になりました。

「感化」の類義語

感化には以下のような類義語があります。

  1. 影響(えいきょう)を受(う)ける:物事に接したことで変化がもたらされるさま
  2. 感銘(かんめい)を受(う)ける:忘れられないほど深く感動すること、心に刻み付けること
  3. 刺激(しげき)を受(う)ける:あるものから影響を受けたことで気持ちが奮い立たされる
  4. 洗脳(せんのう):相手の考えや主義を根本的に変化させること
  5. (す)り込(こ)まれる:外部からの影響で、考えが根本的に変えられること

①の「影響を受ける」は「感化される」と同様、良いニュアンスも悪いニュアンスも含んでいます。

②③はポジティブな意味です。

④⑤はネガティブな意味で使用します。

「感化」と「触発」の違い

「感化」と「触発」は類語として使用されることがありますが、ニュアンスが少し異なります。

触発の意味
  • ある物に触れると爆発や発動すること
  • 見たり聞いたりすることで、意欲や衝動といった感情を誘い起こすこと

「感化」は「自然と相手を共感させて、考えや行動を変化させること」というニュアンスですが、「触発」は「ある物事がきっかけで相手に行動させること」という意味です。

さらに、「感化」は良い意味でも悪い意味でも使いますが、「触発」はプラスな意味で使うことがほとんどです。

「感化」と「触発」は言い換えできる場合とできない場合があります。注意して使用しましょう。

「感化」の英語訳

感化を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • influence
    (影響・感化)
  • inspire
    (奮い立たせる)

まとめ

以上、この記事では「感化」について解説しました。

読み方感化(かんか)
意味人に影響を与えて、心・行いを変えさせること
語源「感」の「物事に触れ心が動く様」と、「化」の「人格に影響を与える」という意味から。
類義語影響を受ける、感銘を受けるなど
英語訳“influence”(影響・感化)”inspire”(奮い立たせる)

ポジティブな場合にも、ネガティブな場合にも使用できる「感化」。ぜひ、日常生活の中で自分自身が何に心動かされるのか考えてみてはいかがでしょうか。