「要諦」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「要諦(ようてい、ようたい)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

「要諦」の意味をスッキリ理解!

要諦(ようてい、ようたい):ものごとの肝心なところ

「要諦」の意味を詳しく

「要諦」は「ものごとの肝心なところ」を意味します。

読み方は「ようてい」「ようたい」と二通りあります。一般的に「ようてい」が多く使われていますが、どちらも間違いではありません。

「要」と「諦」という漢字の意味を以下にまとめました。

  • 「要」
    • かなめ
    • 大切なところ
  • 「諦」
    • 明らかにする
    • 真理

つまり、「要諦」は「大切なところ」「真理」と似た意味の漢字を重ねて意味を強調した熟語です。

慣用句「要諦を穿つ」の意味

「要諦」が使われている慣用句に、「要諦を穿(うが)つ」があります。

「要諦を穿つ」の意味は、「ものごとの肝心なところを言い表す」「知られていない肝心な点をあばく」です。

「穿つ」という言葉の意味を以下にまとめました。

  • 穴を掘る
  • 穴を開ける
  • 詮索する
  • 細かな微妙な点を言い表す
  • 知られていない側面を暴く

「要諦」を「穿つ」が組み合わさって「ものごとの肝心なところを言い表す」という意味の慣用句になっています。

「要諦」の使い方

  1. 君の話はどうにも要諦が見えないね。僕に頼みたいことがあってここまで来たんだろう?
  2. 彼は集合住宅の一室に引きこもっているが、事件のあらましを聞いただけで要諦を穿つことができる。
  3. 政府が打ち出したイノベーション戦略の要諦には、昨今の脱炭素社会への要請が色濃く表れている。
  4. 二十年の修行を経て、真言宗の要諦にたどり着きつつある。

「要諦」は難しい熟語であるため、堅い雰囲気を出したいときに使われます。

 

①の「要諦」は「ものごとの肝心なところ」を指します。

②は「要諦を穿つ」という慣用句を使用しています。この文脈では「要諦を穿つ」で「知られていない肝心な点をあばく」という意味を表します。

③は「イノベーション戦略の肝心なところ」を指しています。

④の「要諦」は、仏教の宗派のひとつである真言宗の「肝心なところ」を表しています。

「要諦」の類義語

「要諦」には以下のような類義語があります。

  • 肝心:何かをするのに最も大事な点
  • 秘訣(ひけつ):人には知られていない最も効果的な方法
  • 要点:物事の大切な箇所
  • 要訣(ようけつ):物事をなすのに欠かせない大切な方法
  • キーポイント:物事の鍵となるポイント

「要諦」の対義語

「要諦」には明確な対義語はありませんが、対照的な意味を持つ言葉をまとめました。

  • 些事(さじ):取るに足らないわずかばかりのこと
  • 些末(さまつ):末端の取るに足らない事柄のこと
  • 枝葉末節(しようまっせつ):主要でない部分、細かい部分

「要諦」の英語訳

「要諦」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • the secret of success
    (成功の秘訣)
  • the key to success
    (成功へのカギ)
  • essence
    (本質的要素、神髄)
  • the main point
    (要点)

類義語に上げた「キーポイント」はカタカナ語であるため、英訳ではありません。

まとめ

以上、この記事では「要諦」について解説しました。

読み方要諦(ようてい、ようたい)
意味ものごとの肝心なところ
類義語肝心、秘訣、要点など
対義語些事、些末、枝葉末節など
英語訳the secret of success(成功の秘訣)

「要諦」は普段あまり耳にしない難しい言葉です。類義語である「肝心」「要点」などの簡単な言葉ではなく、あえて「要諦」を使う場合には相手に難解なイメージを与えることを覚えておいてください。

「要諦」を使いこなすことで、語彙のレベルを向上させることができます。