「野暮用(やぼよう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「野暮用(やぼよう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳ついてわかりやすく解説します。

「野暮用」の意味をスッキリ理解!

野暮用(やぼよう):日常的な用事、つまらない用事

「野暮用」の意味を詳しく

野暮用とは、実務上で行われる日常的な用事、取り立てて言うほどでもないつまらない用事を表す言葉です。

野暮用の「野暮」とは世情に疎いことや垢抜けしないこと、遊里の事情に疎いこと、さらにそういった人を表す言葉です。よく「野暮な人」と言う表現を聞くかもしれませんが、これには「地味でダサい人」と言う意味と「空気が読めない人」という二つの意味があります。

こうした「野暮」に、用事を意味する「用」が組み合わさったことで、野暮用は「粋ではない用事」「つまらない用事」というような意味を表すようになりました。一般的には「つまらない用事」の意味で使われることが多く、「ちょっと野暮用で出かける」といった言い回しで使われます。

また、どこへ何をしに行くか答えたくない、あるいは教えたくない、といった場合にも、お茶を濁す目的で使うこともあります。状況によっては相手から不審に思われるかもしれないため、使い方には注意しましょう。

「野暮用」の使い方

  1. 野暮用がありますので、お先に失礼いたします。
  2. ちょっとした野暮用で帰宅が遅くなった。
  3. 野暮用を済ませてから、会社に向かう。

①~③の全ての例文で「つまらない用事」という意味が共通しています。

①は何かを断る際の理由として「野暮用」を使っています。社会ではどうしても用事があり、その場を離れなえればならないときや、ストレートに断るのがはばかられるときがあると思います。

そうしたときに、「野暮用」と言っておけば相手からもそれ以上詮索されず、「家族の用事か何かかな?」と察してもらえることでしょう。

 

②は、帰宅が遅くなる理由として「野暮用」を使っています。家族に上手く説明できない用事や、大して重要でない用事で遅れる際に、このような使い方をします。

また、人によっては浮気など「秘密にしたい用事」の際に、このような使い方をするため、家族から不審に思われたくない場合は、なるべく丁寧に説明した方が良いでしょう。

③は、先に用事を済ませるという意味で「野暮用」が使われています。用事には「本当に外せない用事」と、「言うほどでもない用事」があると思います。そうした場合に、「野暮用」には相手にその用事の重要度を悟らせない効果があります。

「野暮用」の類義語

「野暮用」には以下のような類義語があります。

  • 用足し:用事を済ませること
  • 雑務:こまごまとしたさまざまな事務
  • 雑事:世間的に雑多な用事

全ての類義語に、小さな用事という意味が共通しています。また、「用足し」には、「役所に出入りして品物を納める商人」という意味もあります。

「野暮用」の対義語

「野暮用」には以下のような対義語があります。

  • 急用:急いで取り掛からなければならない用事
  • 急務:急いで優先しなければならない仕事
  • やむを得ない用事:そうするより手立てがない用事

全ての対義語に、「急ぎの」や「重要な」というニュアンスが含まれています。

「野暮用」の英語訳

「野暮用」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • minor business
    (大したことのない用事)

“Are you going out?”(お出かけですか?)という問いに対して”Yeah, I’m just going out for a minor business”(いや、野暮用で)のような使われ方をされます。

まとめ

以上、この記事では「野暮用」について解説しました。

読み方野暮用(やぼよう)
意味日常的な用事、つまらない用事
類義語雑務、雑事、用足しなど
対義語急務、急用、やむを得ない用事など
英語訳minor business(大したことのない用事)

「野暮用」は、状況によっては非常に使いやすい言葉かもしれません。しかし、受け手からすると、何かごまかされているという印象を与えることがあります。話せる用事のときはしっかり相手に伝えた方が良いでしょう。