ネット用語「wtf」の意味とは?使い方までわかりやすく解説

言葉

“wtf”とは「なんてこった、なんだって」という意味です。

英語圏の人とテキストメッセージを行うと、このフレーズが返ってくることがあります。

今回はそんな“wtf”の意味や使い方についてご紹介します。

言葉の性質上、本記事では不快と感じられる表現が用いられる可能性があります。

あらかじめご了承ください。

☆「wtf」をざっくり言うと……

読み方wtf(ワットザファック)
意味なんてこった、なんだって
由来“what the fuck”の略称
類義語omg
shit!
wth など

「wtf」の意味

wtfワットザファック

なんてこった、なんだって

“wtf”は“what the fuck”(ワットザファック)の略称で、意味は「なんてこった、なんだって」です。

大文字で“WTF”と表記する場合もありますが、どの表記でもスラング色が強く上品な表現ではありません。

また、“wtf”は驚きを表現する単語ですが、使用する時の感情によって込められた意味合いが以下のように異なります。

  1. 驚き
  2. 混乱
  3. 怒り
  4. 悲しみ
  5. 同情
  6. 無関心や鬱陶しさ

それでは、順番に詳しく見てみましょう。

①驚き

“wtf”は驚きを表します。

「マジかよ」というようなニュアンスで、自分が想像もしていないことが起こったときの驚きを表します。

②混乱

“wtf”は混乱を表します。

「なんてこった」というようなニュアンスで、想定外なことが起こって対処法が分からない時のやるせない気持ちを表現します。

よく、ため息まじりに使います。

③怒り

“wtf”は怒りを表します。

「はあ!?」「なんでだよ!」といったニュアンスで、上手くいかなくてイライラした感情を込めて使用します。

④悲しみ

“wtf”は悲しみを表します。

「うそだろ」「どうすればいいんだ」といったニュアンスで、八方塞がりでどうしようもない感情を表します。

⑤同情

“wtf”は同情を表します。

「マジかよ!残念だったね」というニュアンスで、何か不幸があった人に寄り添って怒りや不満を表します。

⑥無関心や鬱陶しさ

“wtf”は無関心を表します。

「なんなの?」「あなたに関係ある?」というニュアンスで、強烈な怒りほどではないもの、放っておいて欲しいという感情を表します。

ちなみに、この意味はあまり使用しません。

「wtf」の使い方

“wtf”はビジネスなどフォーマルな場面では用いず、友達同士の会話やネットの書き込みの一部としてスラングのように使います。

また、“wtf”は一語で使う場合と、疑問文の文章で使う場合があります。

一語で使う場合

“wtf”一語で使う場合は、自分の驚きや怒りなどの感情を表す場合に使います。

特に予想外のことが起こった時によく、“wtf!”と感嘆符とともに一語だけ使用します。

  • 旅行の予定日に台風が来た時
  • お店に来たら大行列だった時
  • 通販で不良品が家に届いた時

疑問文の文章で使う場合

他人との会話の際に“wtf”を使う場合、文頭に置いて驚きや怒りの気持ちを表現します。

日本語で言うならば、「マジかよ!また遅刻?」のようなニュアンスになります。

友達同士の会話やSNSなど、日常のカジュアルな場面でよく使います。

  1. wtf are you thinking?
    (君は一体、何を考えているの?)
  2. wtf are you talking about?
    (一体、何のことを言ってるんだい?)
  3. wtf do you want?
    (いったい何が欲しいの?)

「wtf」の由来

“wtf”の由来は“what the fuck”です。

“what the fuck”を分解すると、それぞれ以下のような意味をもちます。

  • what:何
  • the:定冠詞、特定の
  • fuck:性交する、クソ

上記の3単語の頭文字を略した表現が、“wtf”なのです。

英語で“what the〜”と言うと、特定のことに関して驚きや怒りを表します。

つまり、3単語を合わせると「なんてクソなんだ」というような意味合いになり、日本語のクソという単語のニュアンスに近くなります。

下品な言葉のため、親しい愛柄以外に使用するのは好ましくないのです。

「wtf」の類義語

“wtf”には以下のような類義語があります。

  • omg
    (マジかよ)
  • shit!
    (クソ!)
  • wth
    (なんてこった)
  • what on earth
    (なんてこった)
  • Are you sure?
    (本当?)
  • Are you serious?
    (本気?)
  • Are you kidding me?
    (からかってない?)
  • You’ve got be kidding.
    (冗談でしょ。)
  • what in God’s name
    (なんてこった)
  • what in tarnation
    (なんてこった)
  • what in the world
    (なんてこった)
  • what the dickens
    (なんてこった)
  • what the Devil
    (なんてこった)
  • what the deuce
    (なんてこった)

この中でも以下の“omg”、“shit!”、“wth”の3つはよく使用します。

詳しく見てみましょう。

omg

“omg”は“oh my god”の略称で「マジかよ」という意味です。

“wtf”ほど怒りの感情は強くありませんが、驚いた時などによく使える表現です。

ネットでは、“OMGGGGGGG”など形を変えて使うこともあります。

shit!

“shit”は「クソ」という意味でニュアンスも日本語と似ています。

!の感嘆符と一緒に使ったり、“oh shit!”という表記でも使用することがよくあります。

wth

“wth”は“what the hell”の略称で「なんてこった」という意味です。

直訳すると「なんという地獄だ」で、驚きを表現する場合によく使います。

「wtf」のまとめ

以上、この記事では“wtf”について解説しました。

読み方wtf(ワットザファック)
意味なんてこった、なんだって
由来“what the fuck”の略称
類義語omg
shit!
wth など

“wtf”は汚い表現ですが、ネット用語として英語圏ではよく使います。

そのため、この単語が分かればコミュニケーションが促進されることに間違いありません。

ぜひ、参考にしてみてください。