四字熟語「和洋折衷」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「和洋折衷(わようせっちゅう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「和洋折衷」の意味をスッキリ理解!

和洋折衷(わようせっちゅう):日本と西洋の風習や様式を混ぜること。

「和洋折衷」の意味を詳しく

「和洋折衷」は、「日本と西洋の様式を取り合わせること」という意味です。特に、料理や建築、生活様式について言います。

「折衷」とは、「2つ以上のものごとや考え方の良い所を合わせること」「異なるものを調和させること」です。「和洋折中」とも書きます。和洋に中国も加えた「和漢洋(わかんよう)」という言葉も存在します。

身近なもので言うと、あんぱんやクリーム味のたい焼きが和洋折衷を実践したものの例として挙げられます。あんぱんは日本の餡子と西洋のパンを合わせたもので、クリーム味のたい焼きは日本のたい焼きと西洋のクリームを合わせたものだからです。

 

和洋折衷の建物の歴史は古く、1858年の開国まで遡(さかのぼ)ります。開国に伴い、横浜や長崎などには外国人のための居留地が造られました。その代表は長崎にあるグラバー邸です。

しかし、実際に施工をしたのは日本人の大工でした。そのため、見た目は西洋風であっても、屋根が瓦葺き(かわらぶき)だったり、構造が伝統的な日本のものだったりしていて、完全に西洋を模したものではありませんでした。

そのような和洋折衷の建築物は、疑似西洋という意味を込めて「擬洋風建築」と呼ばれました。

「和洋折衷」の使い方

  1. 彼は和洋折衷な生活をしている。
  2. そのレストランでは、和洋折衷の創作料理を食べることができる。
  3. 和洋折衷の家づくりを目指す。

「和洋折衷」は、日本文化と西洋文化の良いところを融合させるという意味があるので、プラスの意味で使われます。

「和洋折衷」の由来

「和洋折衷」は、幕末の朱子学者・斎藤拙堂(さいとう せつどう)が提唱した言葉です。拙堂は西洋の優れているところを認めて、日本の良いところと合わせてより発展していくことの大切さを説きました。

「和」は日本のことで、「洋」は西洋のことです。その「和洋」と、「折衷」という2つ以上の要素が合わさるという意味を持つ言葉が合わさって、「和洋折衷」という四字熟語が生まれました。

「和洋折衷」の類義語

「和洋折衷」には以下のような類義語があります。

  • 和魂洋才(わこんようさい):日本固有の精神を保ちつつ、西洋の優れた知識等を吸収すること
  • 和魂漢才(わこんかんさい):日本的な心の在り方と、中国の学問が合わさること

「和魂洋才」とは、「古くから伝わる日本の精神を大切にしながら、西洋の優れた学問・知識・技術を取り入れて、2つの良い点をミックス・発展させていく」という意味の言葉です。「和魂漢才」は、西洋ではなく中国の優れた面を取り入れることを意味している言葉です。

「和洋折衷」の英語訳

「和洋折衷」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Japanese and Western eclectic
    (和洋折衷)
  • blending of Japanese and Western styles
    (和洋折衷)
  • half‐Japanese, half‐Western
    (半分日本、半分西洋)

“Japanese and Western eclectic” の “eclectic” は、「折衷的」という意味です。

まとめ

以上、この記事では「和洋折衷」について解説しました。

読み方和洋折衷(わようせっちゅう)
意味日本と西洋の風習や様式を混ぜること
類義語和魂洋才、和魂漢才など
英語訳Japanese and Western eclectic (和洋折衷) blending of Japanese and Western styles (和洋折衷)

食べ物や建物、衣類など、身の回りを見てみると「和洋折衷」なものの多さに気づきます。逆に、日本の要素でしかできていないものを探してみると面白いと思います。