故事成語「和して同ぜず」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「和して同ぜず(わしてどうぜず)」です。

「和して同ぜず」の意味、由来、例文、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「和して同ぜず」の意味をスッキリ理解!

和して同ぜず(わしてどうぜず):人と協調はするが、道理に外れたことや主体性を失うようなことはしないということ

「和して同ぜず」の意味を詳しく

「和して同ぜず」とは、人と協調はするが、道理に外れたことや主体性を失うようなことはしないということです。

ちなみに、「」とは、主体性を持ちながら、他者と親しく交わり助けあうことです。

また、「」とは、自分の考えもないままに、ただ他人の話に同調することです。

「和」と「同」は似ているようで全然違う表現だったんですね。

 

ちなみに、「同ぜず」は「同せず」と表記されることもあります。

そして、「和して同ぜず」を「うわべだけ同調する」という意味で使うのは誤りなので注意が必要です。

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「和して同ぜず」の例文

  1. 彼は和して同ぜずを地で行く人間なので、みんなから尊敬されている。
  2. 日本には「和して同ぜず」というスタンスの人間が少ないように感じる。
  3. 会議には「和して同ぜず」のスタンスで臨みたい。

「和して同ぜず」の由来

「和して同ぜず」の出典は『論語』の「子路(しろ)」という章です。

この章に「子曰く(いわく)、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」という文章が出てくるのです。

ちなみに、この文は「君子は誰とでも調和するが、道理や信念を忘れて人に合わせるようなことは決してしない。一方、つまらない人間はやたら人の意見に賛成するが、真に共感しているのではなく表面だけを合わせているのであり、そこに友好関係は生まれない」という意味を表しています。

『論語』

『論語』とは、孔子と彼の位が高い弟子の言行を弟子たちが記録した書物のことです。

儒教ではとても重要な本として扱われています。

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「和して同ぜず」の対義語

「和して同ぜず」には以下のような対義語があります。

  • 同じて和せず
  • 付和雷同(ふわらいどう)

「和して同ぜず」の英語訳

「和して同ぜず」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • harmonize but not agree
    (調和はするが賛成はしない)
  • One must draw the line somewhere.
    (どこかに一線を引かなければならない)
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まとめ

以上、この記事では「和して同ぜず」について解説しました。

読み方和して同ぜず(わしてどうぜず)
意味人と協調はするが、道理に外れたことや主体性を失うようなことはしないということ
由来『論語』の言葉から
対義語同じて和せず、付和雷同
英語訳harmonize but not agree

「和して同ぜず」はとても勉強になる言葉なのではないでしょうか。

座右の銘にしてみてもいいかもしれませんね。

また、友達にこの言葉を教えてあげるのもいいかもしれません。

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