四字熟語「彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「彫心鏤骨」の意味をスッキリ理解!

彫心鏤骨(ちょうしんるこつ):非常に辛い苦労をすること。また、苦心して詩文を作り上げること。

「彫心鏤骨」の意味を詳しく

「彫心鏤骨」は「彫心」と「鏤骨」という2つの単語から構成されています。

 

「彫心」は「心に彫(ほ)る」と訓読することができます。つまり、「心に(何かを)深く刻み込む」ことを意味する単語です。

ここから、心に深く刻み込むように「熱中する」ことを表すようになりました。

 

「鏤骨」は「骨に鏤(ちりば)める」と訓読することができます。「鏤(ちりば)める」とは、彫ったところに金銀・宝石などをはめ込み飾ることを意味します。つまり、「鏤骨」は「骨を彫って、そこに金銀・宝石をはめこむ」ことを意味する単語です。

ここから、骨に刻み込むように「気持ちを一点に集中させる」ことを意味するようになりました。

 

したがって、「彫心鏤骨」は「心に彫りつけて骨に刻む」ように、非常に努力、苦心をすること、またそのようにして詩文を作り上げることを意味する言葉です。

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「彫心鏤骨」の使い方

  1. 苦労に苦労を重ねて、昨日ようやく書き上げたこの卒業論文は、私の彫心鏤骨の作品といっても過言ではないだろう。
  2. あの映画監督は、どれほど細かい部分でも妥協を許さないことで有名で、代表作はどれも彫心鏤骨の作品であると言える。
  3. 彼は処女作であるこの小説を書き上げるために、三日三晩寝ずに推敲し続けたというから、まさしく彫心鏤骨の文章と言えるでしょう。
  4. 彫心鏤骨の極みを感じることができるものとして、有名寺院の仏像が挙げられるであろう。
  5. 彫心鏤骨の域に達するには、作品に対する愛情と覚悟が不可欠である。

「彫心鏤骨」の類義語

彫心鏤骨には以下のような類義語があります。

  • 苦心惨憺(くしんさんたん):悩み考えながら、苦労や努力を重ねること。
  • 粉骨砕身(ふんこつさいしん):身を粉にしながら、努力したり働いたりすること。
  • 銘肌鏤骨(めいきるこつ):心にしっかりと刻み込んで、忘れることがないようにすること。
  • 粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく):少しづつ努力や苦労を積み重ねていくこと。
  • 意匠惨澹(いしょうさんたん):工夫を凝らそうと、さまざまな苦労をすること。
  • 彫肝琢腎(ちょうかんたくじん):身を削って努力をすること。
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「彫心鏤骨」の英語訳

彫心鏤骨を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • elaborate
    (苦心して作り上げた)
  • work out
    (苦労してやり遂げる)
  • lucubration
    (苦労して研究すること)

まとめ

以上、この記事では「彫心鏤骨」について解説しました。

読み方 彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)
意味 非常に辛い苦労をすること。また、苦心して詩文を作り上げること。
類義語 苦心惨憺(くしんさんたん)、粉骨砕身(ふんこつさいしん)、銘肌鏤骨(めいきるこつ)、粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)、意匠惨澹(いしょうさんたん)、彫肝琢腎(ちょうかんたくじん)など
英語訳 elaborate(苦心して作り上げた),work out(苦労してやり遂げる),lucubration(苦労して研究すること)

流行の移り変わりが非常に激しい時代です。映画や小説や音楽などにおいても、「自らの思いを表現するために長い時間をかけて作り上げた力作」よりも「流行に乗るために短期間で作り上げたもの」の割合が増えてきていることは間違いありません。

しかし、流行は移り変わるものであるため、時代を越えて受け継がれ、愛されていく作品は前者のような作品群から生まれるものです。

現代においても、根強い人気を誇っている「彫心鏤骨」の作品から学び、後世においても愛される作品を新たに生み出していくことが、私たちに課せられた使命です。

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