「タイト」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「タイト」です。

「タイト」の意味・つく言葉・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「タイト」とは?

タイト(tight):きつめの

「タイト」の意味を詳しく

「タイト」は、「きつめの」「ぴったりとした」という意味のカタカナ語です。

厳密には、「密接してぴったりとくっついている様子」を意味します。

一般的な用法では、「空間に隙間がない様子」を意味しますが、ビジネス用語・ファッション用語・音楽用語としても用いられます。

  • 【ビジネス用語】時間的に余裕がないさま
  • 【ファッション用語】衣類が体にぴったりと合っている様子
  • 【音楽用語】タイミングが正確で引き締まっている様子

それぞれの分野での意味について詳しく見ていきましょう。

【ビジネス用語】時間的に余裕がないさま

「タイト」はビジネス用語では「時間的に余裕がないさま」のことです。

たとえば、「タイトなスケジュール」の場合には、スケジュールが詰まっていて時間がない様子を表します。

【ファッション用語】衣類が体にぴったりと合っている様子

「タイト」はファッション用語では、「衣服が体にぴったりと合っている様子」を表します。

たとえば、「タイトスカート」はウエストから腰にかけて、体にぴったりフィットしている細いスカートのことを表します。

▲タイトスカートの例

【音楽用語】タイミングが正確で引き締まっている様子

「タイト」は音楽用語では「タイミングが正確で引き締まっている様子」のことを表します。

たとえば、「タイトなドラム」の場合は正確なリズムで引き締まった印象のドラムの演奏のことを表します。

「タイト」がつく言葉

「タイト」がつく言葉には以下のようなものが挙げられます。

  • タイトスカート
  • タイトスペース
  • タイト結合
  • タイトオイル
  • タイト化

それぞれの言葉の意味について詳しく見ていきましょう。

タイトスカート

「タイトスカート」とは、ウエストから腰にかけて、体にピッタリフィットしたスカートのことです。

女性の会社での制服やスーツなどにも使われることが多いスカートです。

▲タイトスカートの例

タイトスペース

「タイトスペース」とは、隙間がなくてぴったりした様子の空間のことです。

タイト結合

「タイト結合」とは、細胞が結合する方法のひとつです。

隣り合う上皮細胞同士をつなぐことで、細胞の間を分子が通過することを防ぐ結合方法です。

タイトオイル

「タイトオイル」とは、シャールや砂岩などの密度が高い層から採取されるオイルの総称です。

従来のように油田から採掘される油とは異なるため、「非在来型」と呼ばれるオイルのひとつです。

密度が高い(タイトな)層から採取されるため、「タイトオイル」という名前がついています。

タイト化

「タイト化」とは、経済の状況が余裕がなくなっている様子のことです。

「タイト」の使い方

「タイト」は以下のような言い回しで用いられることが多いです。

「タイト」のよくある言い回し
  • タイトなファッション
  • タイトなスケジュール
  • タイトな計画
  • 需給がタイト
  • 予算がタイト
  • タイトな音楽
  • タイトな人

「タイトなファッション」の使い方

「タイトなファッション」は体に密着していて体のラインがよく出てるファッションのことを表します。

たとえば、スキニージーンズなどがタイトなファッションの1例と言えます。

例文
彼女はタイトなファッションをすることが多い。

「タイトなスケジュール」の使い方

「タイトなスケジュール」とは、予定がぎっちり詰まっていて、時間的に余裕がないスケジュールのことです。

ちなみに、必ずしも肉体的・精神的にキツイ必要はありません。

しかし、「タイトなスケジュール」だと肉体的・精神的にも余裕がなくなる場合が多いです。

例文
年末は繁忙期なので、タイトなスケジュールが予想される。

「タイトな計画」の使い方

「タイトな計画」とは無駄がなく効率的な計画のことです。

ポジティブな意味で使われることも、ネガティブな意味で使われることもあります。

「タイトな計画」は何らかのトラブルで作業が遅れた時に、遅れを取り戻しにくいからです。

例文
上司がタイトな計画を立ててきたため、少しの遅れが命取りになりそうだ。

「需給がタイト」の使い方

「需給がタイト」とは、品薄の状態のことを表します。

需要と供給が密接して近い所にある様子から、「タイト」という表現が用いられています。

例文
テレビCMが大きな反響を呼び、需給がタイトになっている。

「予算がタイト」の使い方

「予算がタイト」とは、予算が少なくて余裕がないという意味の表現です。

予算と実際に必要な金額が密接して近い所にある様子から、「タイト」という表現が用いられています。

例文
予算がタイトなので、少しでも経費を削減したい。

「タイトな音楽」の使い方

「タイトな音楽」とは、リズムが正確で引き締まった様子の音楽のことを表します。

ポジティブな意味で用いられることがほとんどです。

例文
彼はタイトな音楽に定評がある。

「タイトな人」の使い方

「タイトな人」はポジティブな意味では「しっかりした人」、ネガティブな意味では「余裕がない人」のことを表します。

ポジティブな意味では、具体的には仕事をしっかりできて、お金や時間などもきっちりと管理している人のことを指します。

一方、ネガティブな意味では柔軟性や寛容性がなくて、心が狭くて余裕がない人のことを指します。

例文
  • 部長はタイトな人として社員から尊敬されている。
  • 彼はタイトな人だから、マイペースな人とは相性が悪い。

「タイト」の語源

「タイト」の語源は英語の “tight” です。

英語の “tight” には以下のような意味があります。

“tight” の意味
  1. 硬く結んだ
  2. 硬い
  3. しっかり固定した
  4. 空気がもれない
  5. ぴんと張った

カタカナ語の「タイト」よりも意味が多いことがわかります。

カタカナ語の「タイト」と同じように形容詞として使用します。

ちなみに、“tight” はスラングでは「最高、カッコいい」という意味で使用されます。

“tite” と表記されることもあります。

「タイト」の類義語

「タイト」には以下のような類義語があります。

  • ハード:かたいこと
  • フィット:ぴったり
  • スキニー:ほっそりとした
  • きつい:体が動かせないほどつらい
  • ヘビー:重いこと
  • 差し迫る:期限や事態などが間近になること
  • 余裕がない:心や状況にゆとりがないこと

「タイト」と「ハード」の違い

「ハード」とは、「かたい」という意味のカタカナ語です。

「タイト」と「ハード」には以下のような違いがあります。

  • タイト:「時間的に厳しい」というニュアンスが強い
  • ハード:「肉体的・精神的に厳しい」というニュアンスが強い

たとえば、「タイトなスケジュール」と言った場合は、「予定が沢山詰まっていて、時間の余裕がないスケジュール」というニュアンスが強くなります。

一方、「ハードなスケジュール」と言った場合は、「肉体的・精神的な負担が大きいスケジュール」というニュアンスが強くなります。

「タイト」と「フィット」の違い

「フィット」は、「ぴったり」という意味のカタカナ語です。

「ぴったりとしている」と言いたいときに、「フィットする」というように使用します。

「タイト」と「フィット」には以下のような違いがあります。

  • タイト:服が体にぴっちり張り付いている様子
  • フィット:服のサイズがちょうど良い様子

つまり、「フィット」のほうが「タイト」よりもゆとりがあるサイズのことを指すのです。

「スキニー」の意味

「スキニー」は、「肌」という意味のカタカナ語です。他にも「骨」「皮」といった意味があります。

その意味が変化して、「ぴったり」という意味にもなりました。これは、「皮や肌のようにぴったり合う」という意味です。

スイムウェアをイメージすると分かりやすいです。体にぴったりとくっついています。これを「スキニー」と呼びます。

他にも「スキニージーンズ」など、「ぴったりしている」のを売りにしている製品もあります。

「タイト」の対義語

「タイト」には以下のような対義語があります。

  • ルーズ:ゆとりがあるさま
  • スラック:たるんだ
  • ソフト:やわらかい
  • 余裕がある:心や状況に余裕があること

まとめ

以上、この記事では「タイト」について解説しました。

英語表記タイト(tight)
意味きつめの
語源英語の “tight”
類義語ハード、フィット、スキニーなど
対義語ルーズ、スラック、ソフトなど

「タイト」を使うのは、ファッション用語が多いでしょう。

特にショッピングをする時には、多くの人が何気なく使っています。

しかしながら、その中にはあまり意味を理解せずに使用している人もいます。

ぜひこの記事で、「タイト」の意味や使い方を理解して、日常生活で使用できるようになりましょう。