「テーゼ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「テーゼ」です。

「テーゼ」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「テーゼ」の意味をスッキリ理解!

テーゼ(these):観念をまとめて、主張する文章

「テーゼ」の意味を詳しく

「テーゼ」は「観念をまとめて、主張する文章」という意味のカタカナ語です。これだけではとても抽象的なので、例で解説します。

たとえば、「日本の観光地といえば、京都である」という主張です。議論の余地がありそうなテーマについて主張を行っている文章ですね。

ここでは、「日本の観光地」が議論のテーマになっています。「日本の観光地」は東京や大阪、京都などさまざまな選択肢があります。

 

しかし、この文章では「京都である」と言い切っています。一般的なイメージや観光客の数など判断するポイントはたくさんありますが、それをまとめて主張として言っているのが「テーゼ」です。

もちろん、主張なので「テーゼ」を述べたあとに詳しく解説するということもあり得ます。この例だと、「京都である」と言い切ったあとにさらに詳しい統計データなどを並べることもあります。

「テーゼ」の使い方

  1. 大企業に入社すれば安定だというテーゼを主張する。
  2. テーゼに基づいた政策を展開する。
  3. テーゼに対して反論するならば、証拠が必要だ。

「テーゼ」は日常会話の一部として使用することはまずありません。議論など難しい話題について取り扱う時に使うことが多いです。

また、「テーゼ」そのものは会話の中で取り扱うことはありますが、「テーゼ」という単語自体を使うことも少ないです。

①の例文はもっともオーソドックスな文章です。「大企業に入社すれば安定」というのが「テーゼ」の内容になっています。これを主張しているわけです。

また、「テーゼ」は「主張する」「と言う」というようなフレーズと一緒に使うことが多いです。

 

②の例文は、「テーゼ」の内容には触れていません。要するに、「誰もがこうした方がよい」「こうあるべきだ」というような共通の認識に基づいた政策を展開しているという意味です。たとえば、「低所得者は救済すべき」という「テーゼ」ならば彼らを援助する政策などが挙げられます。

③は議論に関する例文です。「テーゼ」の内容は絶対正しいわけではありません。別の角度から考えてみると、反論の余地があります。

「テーゼ」の語源

「テーゼ」の語源はドイツ語のtheseです。「これらの」という意味の英語ではないので注意しましょう。カント、へーゲルといった有名な哲学者が使った哲学用語がそのままカタカナ語になりました。

「テーゼ」の類義語

「テーゼ」には以下のような類義語があります。

  • 命題:言語などで表されるひとつの判断内容

命題

「命題」とは「言語や等式などで表されるひとつの判断内容」という意味です。

これだけではとても分かりにくいので、例をあげると「AならばBである」というような文章のことです。つまり、本当か嘘なのか判断できる文章のことです。

「人間は歩行可能だ」という文章があったとします。これは真実ですね。逆に「人間は水中に暮らす」というのは嘘です。こうした判断ができる文を「命題」といいます。

「テーゼ」の対義語

「テーゼ」には以下のような対義語があります。

アンチテーゼ

「アンチテーゼ」は「反対の主張」「反対意見」という意味のカタカナ語です。「アンチ」は「反対の」という意味のカタカナ語です。それが「テーゼ」についているので、「テーゼとは反対の」という意味合いになります。

たとえば、「日本の観光地といえば、京都である」というテーゼがあったとします。「日本の観光地は首都である東京だ」と何かしらの反論をするのが「アンチテーゼ」です。

まとめ

以上、この記事では「テーゼ」について解説しました。

英語表記テーゼ(these)
意味余暇、遊び
語源ドイツ語のthese
類義語命題など
対義語アンチテーゼなど

「テーゼ」は非常に難しいカタカナ語です。少し難しい話になってくるので、嫌な反応をする人もいます。

しかし、覚えておいて損はありません。ぜひ、この記事を参考にして覚えましょう。