ことわざ「長い物には巻かれろ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「長い物には巻かれろ」の意味をスッキリ理解!

長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ):権力や勢力の大きい人には、従っておいた方が得策だということ

「長い物には巻かれろ」の意味を詳しく

「長い物には巻かれろ」は、権力や勢力の大きい人には、従っておいた方が得策だということを表したことわざです。

日本人は、特にこのような思考になることが多いとされています。これは、年功序列制度や、先輩・後輩を重視することからも伺えます。

 

実際に日本のサラリーマンは、考えていることが上司と違っても従うことが多いといいます。「上司に従っていれば、出世できるかもしれない」といった、「長い物には巻かれろ」という考えが根底にあるからです。

また、力がある人に逆らうことで生じてしまうトラブルを、避けることの方が優先と考える人が多いようです。

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「長い物には巻かれろ」の使い方

  1. 長いものに巻かれた方が出世が早い。
  2. 長いものに巻かれよ。というが、それでいいのか不安だ。

「長い物には巻かれろ」の由来

諸説ありますが、一番有力だと言われているのがこれから紹介する中国の伝説です。

 

ある時、猟師がいつもと同じように獲物を探していました。すると同時に、猟師は後ろにいた象の鼻に、体を巻かれたそうです。

次に、目の前から獅子(しし)が現れて、象とその猟師が狙われる状態になりました。猟師は、持っていた弓矢で獅子を攻撃し、倒すことができました。

象は、お礼にと、象の墓場に猟師を連れて行きました。猟師は、その後象牙(ぞうげ)を売って大儲けをしたそうです。

 

この伝説が「長い物には巻かれろ」の由来になったと言われています。

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「長い物には巻かれろ」の類義語

長い物には巻かれろには以下のような類義語があります。

  • 大きな物には呑まれる:手に負えないほど大きいものには、従っておいた方がいいということ
  • 泣く子と地頭には勝てぬ:道理が通じない相手と争っても仕方がないことの例え
  • 太きには呑まれよ:手に負えないほどの太いものには、従っておいた方がいいということ

「長い物には巻かれろ」の対義語

長い物には巻かれろには以下のような対義語があります。

  • 鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ:大きな団体の下っ端にいるよりも、小さな団体のトップの方がいいということの例え
  • 一寸の虫にも五分の魂:どんな相手でも侮ってはならないということの例え
  • 蟷螂の斧(とうろうのおの):力が無いのにも関わらず、それを加味せずに強いものに立ち向かうこと
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「長い物には巻かれろ」の英語訳

長い物には巻かれろを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • If you can’t beat them, join them.
    (相手を打ち負かせないのであれば、従った方がいい)
  • It is no medding with our betters.
    (目上の人々と争うことはできない)
  • Kings have long arms and have eyes and ears.
    (王には長い腕があり、目も耳もある)

まとめ

以上、この記事では「長い物には巻かれろ」について解説しました。

読み方 長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)
意味 権力や勢力の大きい人には、従っておいた方が得策だということ
由来 象に体を巻かれた猟師が獅子を倒したことによって大儲けしたという中国の伝説
類義語 大きな物には呑まれる、泣く子と地頭には勝てぬ、太きには呑まれよなど
対義語 鶏口となるも牛後となるなかれ、一寸の虫にも五分の魂など、蟷螂の斧など
英語訳 If you can’t beat them, join them.(相手を打ち負かせないのであれば、従った方がいい)

「長い物には巻かれろ」という考え方も大切ですが、上司に意見できるくらいの、自分の考えを持てるといいですね。

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