「顛末(てんまつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「顛末(てんまつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「顛末」の意味をスッキリ理解!

顛末てんまつ:物事の最初から最後までのすべての事情

「顛末」の意味を詳しく


「顛末」は、物事の最初から最後までのすべての事情という意味の熟語です。

「顛」は、「物事のてっぺん」「始まり」という意味を持っています。また、訓読みでは「いただき」と読まれます。「末」は、「物事の末(すえ)」「終わり」という意味です。

これらの漢字が組み合わさり、「顛末」は、物事が始まってから終わるまでの一連の流れ全体を表しています。

「顛末書(てんまつしょ)」とは

ビジネスの場面で、「顛末書」という書類を作成することがあります。

「顛末書」とは、業務上のトラブルやミス、不祥事などが発生した際に、その問題の一部始終を報告するための書類です。問題の発生原因やそれに対する対応などを客観的にまとめ、問題の再発防止につなげるという役割があります。

「顛末書」と似た書類に、「始末書(しまつしょ)」というものがあります。しかし、これらの書類の内容や役割は異なっています。

「始末書」には、反省文的な意味合いがあり、内容に主観的な要素が含まれます。一方、「顛末書」は客観的に問題を分析するものです。

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「顛末」の使い方

「顛末」の使い方として、以下のような例文が挙げられます。

  1. 事件の顛末を知り、ショックを受ける。
  2. 彼は、今回の事件の顛末を知っているとして、現在取り調べられている。
  3. 「ことの顛末をお話しください。」

「顛末」の類義語

顛末には以下のような類義語があります。

  • 経緯(けいい/いきさつ):物事の筋道
  • 過程(かてい):物事が変化し、ある結果に達するまでの道筋
  • 一部始終(いちぶしじゅう):物事の始めから終わりまでのすべて
  • 一伍一什(いちごいちじゅう):物事の始めから終わりまでのすべて

「経緯」は、単に物事の道筋だけでなく、物事がその結果に至った理由や原因などを含んでいます。

また、「過程」は、ある物事が進んでいく途中の一連の流れを示しています。

「一部始終」と「一伍一什」は、もともと「1冊の書物の最初から最後まで」という意味です。そこから転じて、「物事の始めから終わりまでのすべて」という意味の四字熟語として用いられています。

また、「一部始終」には「最初から最後までの詳しい事情すべて」という意味もあります。

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「顛末」の対義語

顛末には以下のような対義語があります。

  • 部分(ぶぶん):全体をいくつかに分けたうちの1つ
  • 一部(いちぶ):全体の中のとある部分

「顛末」の英語訳

顛末を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • full account
    (すべての話、顛末)
  • whole circumstances
    (事情の全体)
  • process
    (成り行き、過程)

ここでのaccountは、「記述」「話」という意味で用いられています。このほかに、「計算」「取引」などの意味があります。

また、circumstancesは「事情」「状況」「出来事」という意味の英単語です。

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まとめ

以上、この記事では「顛末」について解説しました。

読み方顛末(てんまつ)
意味物事の最初から最後までの事情
類義語過程、経緯、一部始終など
対義語部分、一部
英語訳full account(すべての話、顛末)など

物事の「顛末」を見渡すと、そのものの本質が見えてくるでしょう。物事と向き合う際は一部分だけに注目せずに、全体を俯瞰(ふかん)することが重要です。

また、「顛末」を意味や使い方をきちんと押さえ、ワンランク上のボキャブラリーを身に付けましょう。

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