「展望」の意味とは?英語や類語まで例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「展望(てんぼう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「展望」の意味をスッキリ理解!

展望(てんぼう):遠くまで見渡すこと、物事の動きなどを見渡すこと

「展望」の意味を詳しく

「展望」には2つの意味があります。

  1. 遠くまで見渡すこと、その見渡した眺めや景色
  2. 社会の動き、人生の行く末、物事の動きなどを見渡すこと
「展望台」は、①の意味が使われています。

一方、②の意味は、1つ目の「遠くまで見渡すこと」から派生して生まれました。「今後の展望」などの表現はこの意味が使われています。

「展望」の使い方

  1. 将来の展望がないことに不安を感じている。
  2. 自分の展望を見据えて、貯金を始めた。
  3. 彼からの助けがあれば、展望が開けるかもしれない。

「展望」の1つ目の意味である「遠くまで見渡すこと」は、「展望台」や「タワーからの展望」など、比較的意味がわかりやすいので使い方で困ることはありません。

2つ目の意味である「社会の動き、人生の行く末、物事の動きなどを見渡すこと」の意味では、様々な使い方があります。

まず、先の見通しが立っている状態を表す表現は以下のようになります。

  • 展望がある
  • 展望を抱く
  • 展望を見据える
  • 展望を示す
  • 展望が開ける

反対に、物事を見渡したときに先の見通しが立たない状態を表す表現は以下の通りです。

  • 展望がない
  • 展望を欠く

「展望」の語源

「展望」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :平らに広げ並べる
  • :遠くを見やる

2つの漢字を合わせると、平らに広げ並べられた物を遠くまで見やるという意味になります。高い場所から遠くまで見晴らすことという「展望」の意味が想像できます。

「展望」の類義語

「展望」には以下のような類義語があります。

  • 眺望:遠くを見渡すこと
  • 見晴らし:広く遠くを見渡すこと、その眺め
  • 一望:広い景色を一目で見渡すこと
  • 概観:物事のあらましを見渡すこと
  • 望遠:遠方の物をみること

「展望」の類義語には、広い範囲や遠くまでを見渡すことという意味が共通しています。

「展望」の対義語

「展望」には以下のような対義語があります。

  • 回顧:過ぎ去ったことを思い起こすこと
  • 追憶:過去をしのぶこと

「展望」の2つ目の意味である「社会の動き、人生の行く末、物事の動きなどを見渡すこと」の対義語は「回顧」です。「展望」は先のことを考えて状況を見渡すことであるのに対し、「回顧」は過去のことを考えることです。

「追憶」は「回顧」と似た意味を持ちますが、「展望」の対義語として代表的に取り上げられるのは「回顧」です。

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「展望」の英語訳

「展望」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a view
    (景色)
  • outlook
    (見通し)
  • vision
    (目に見えないものを見抜くこと)
  • prospect
    (将来の可能性)

“a view” は「遠くまで見渡すこと、その眺めや景色」の英語訳です。

“outlook” “vision” “prospect” は「社会の動き、人生の行く末、物事の動きなどを見渡すこと」の意味です。

例文
His prospect as a writer are excellent.(彼の作家としての展望は素晴らしかった。)

まとめ

以上、この記事では「展望」について解説しました。

読み方展望(てんぼう)
意味遠くまで見渡すこと
語源「平らに並べる」「遠くを見やる」という意味の漢字から
類義語眺望、見晴らし、一望など
対義語回顧、追憶
英語訳a view, outlook, vision, prospect

「展望」は2つの異なる意味があることから、観光地で景色を見ているシーンからビジネスで今後について真剣に考察するシーンに至るまで様々な場面で用いることができます。ぜひ使いこなせるようにしましょう。