「覿面」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「覿面(てきめん)」です。

言葉の意味、四字熟語、使い方、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「覿面」をざっくり言うと……

読み方覿面(てきめん)
意味ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子、面と向かうこと
四字熟語効果覿面、応報覿面など
類義語即座、敏速など

「覿面」の意味をスッキリ理解!

覿面(てきめん):ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子、面と向かうこと

「覿面」の意味を詳しく

「覿面」は「ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子」「面と向かうこと」という二つの意味を持ちます。

前者の意味で使われることが多いです。以下で二つの意味について詳しく解説します。

「ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子」の意味を詳しく解説

練習の成果や薬の効果など、あらゆる試みの結果が早く現れることを意味します。

効果が大きいことを「覿面」と表現するのは誤用に当たります。あくまで「すぐにはっきりと現れる様子」を表します。

効果が大きいことを表す場合、「抜群」が適切でしょう。「効果抜群」「効果覿面」と、似た四字熟語があるため混同しやすいようです。

「面と向かうこと」の意味を詳しく解説

事柄をまともに見ることを意味します。事実や結果などに対して向き合うことを表現する際に使用します。

「覿面」の「覿」は「人と会う」「人を見る」という意味の漢字です。「面」は「おもて」「向き合う」という意味を持ちます。

この二つの漢字の意味が合わさって「覿面」の「面と向かうこと」の意味ができました。

先述の「ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子」はこの意味が元になって生まれました。

「覿面」を含む四字熟語

「覿面」を含む四字熟語を説明します。

  • 効果覿面:物事の効果が即時に現れること
    「覿面」の「ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子」が強調されています。
  • 応報覿面(おうほうてきめん):悪い行いの報(むく)いを受けること、悪い行いの報いが正確に現れること
    悪い行いに限定した言葉です。「応報」は善悪に応じた報いを意味します。
  • 天罰覿面:悪い行いをすれば、必ず天から罰が下るということ
    神様からの罰というニュアンスを持つ四字熟語です。
  • 因果覿面:悪事の報いとしての悪い結果がすぐに目の前に現れること
    「応報覿面」と同じ意味です。

「覿面」の使い方

  1. 薬が効果覿面に作用したため、一晩で元気になった。
  2. 高校三年生に進級し、そろそろ大学受験と覿面にぶつかっていかなければならない。
  3. スイミングスクールに通ったら、二週間で覿面に泳ぎが上達した。
  4. ひったくり犯が逃走中に交通事故にあったことを受け、コメンテーターは天罰覿面と表現していた。

上記の例文のように、「覿面」は物事の結果が早く現れた場合に使われます。

 

①は「薬の効果が即時に現れること」の意味で「効果覿面」が使用されています。

②の「覿面」は「大学受験に面と向かうこと」を表しています。

③の「覿面」は「ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子」を意味しています。

④は「悪い行いをすれば、必ず天から罰が下るということ」という意味で「天罰覿面」が用いられています。

「覿面」の類義語

「覿面」には以下のような類義語があります。

  • 即座:その場ですぐさま物事を行うこと
  • 敏速(びんそく):すばやいこと、すばやいさま

類義語を見ると、「覿面」が「すぐに」というニュアンスを持っていることがよくわかります。

まとめ

以上、この記事では「覿面」について解説しました。

読み方覿面(てきめん)
意味ある事の効果がすぐにはっきりと現れる様子、面と向かうこと
四字熟語効果覿面、応報覿面など
類義語即座、敏速など

「効果覿面」と「効果抜群」は似た四字熟語であるため「覿面」と「抜群」の意味の混同が起きやすいです。「覿面」は「効果がすぐに現れること」を、「抜群」は「効果が大きいこと」をそれぞれ意味します。

誤用のないように使い分けましょう。

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シェスカ
公的文章に詳しい大学院生。 学術論文や特許の執筆を得意としています。 スッキリではその知識を活かし、専門用語の解説を担当しています。