「担保(たんぽ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「担保(たんぽ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「担保」の意味をスッキリ理解!

担保(たんぽ):売買や貸借などの取引における抵当のこと。債務の弁済を保障するもの。

「担保」の意味を詳しく

「担保」には、以下の3つの意味があります。

  1. 将来生じるかもしれない不利益に対して、それを補うことを保証すること、または保証するもの。
  2. 債務者が債務を履行しない場合に備えて債権者に提供され、債権の弁済を確保する手段となるもの。
  3. (特に、物品などの形 (かた) を取らないで)その事を保証するもの。

上記のように、「担保」という言葉は、本来は売買や貸借などの取引における抵当のことであり、債務の弁済を保障するものを指す法律用語です。

しかし近年、一般的な会話やビジネス系の記事などで「担保する」という表現がされるようになりました。このとき、「担保する」は将来に備えて準備することという意味合いで使用されます。

「担保」の使い方

上で述べたように、「担保」は近年では売買や貸借などの取引における抵当だけでなく、一般的な会話やビジネスにおいて使用されることが増えました。

以下ではそれぞれのシーン別の「担保」の例文を紹介します。

取引における抵当

担保が必要な借り入れとして代表的なのが、マイホームを購入する時に利用する「住宅ローン」や、その他の不動産を購入する時に利用する「不動産担保ローン」です。

この場合、物的担保と人的担保があります。それぞれの意味は以下の通りです。

物的担保
  • 不動産や土地、株券や国債等の有価証券など、債務者が所有している財産を担保にします。たとえば、マイホームを購入した際に、その建物や土地が担保となる場合が、これにあたります。
人的担保
  • 債務者が返済できなくなった場合、契約で定めた第三者が代わりに借金を返済することを意味します。「保証人」や「連帯保証人」が人的担保にあたります。

 

例文は以下の通りです。

  • 不動産を担保とする金融商品を販売する。

一般的な会話

例文は以下の通りです。

  • 持続可能な社会を担保するためには国際的な共通ルールが必要だ。

ビジネスシーン

例文は以下の通りです。

  • 経営の独立性を担保するための合意文書を作成した。

「担保」の語源

「担保」を構成する漢字は以下の通りです。

  • :引き受ける。責任をもつ。
  • :うけあう。あずかりおく。

「担保」の類義語

「担保」には以下のような類義語があります。

  • 保障:ある状態が損なわれることのないように、保護して守ること。
  • 保証:債務者が債務を履行しない場合に、代わって債権者に債務を履行する義務を負うこと。

障害が起こらないように手段を講じることが「保障」で、確かだと請け合うことが「保証」です。

 

それぞれの例文は以下の通りです。

  • 国外からの攻撃や侵略から自国の安全を守る安全保障がある。
  • 配偶者の身元の保証人になる。

「担保」の英語訳

「担保」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • secure
    (担保する)

上記は、「保障する」という意味の英語表現になります。

債務の弁済を保障する「抵当」の意味での「担保」は “security” を使いましょう。

まとめ

以上、この記事では「担保」について解説しました。

読み方担保(たんぽ)
意味売買や貸借などの取引における抵当のこと。債務の弁済を保障するもの。
語源「引き受ける。責任をもつ。」と「うけあう。あずかりおく。」という意味の漢字から
類義語保障、保証など
英語訳secure(担保する)

近年、ビジネスシーンにおいてよく耳にする言葉だと思います。本来の意味から広く捉えた表現になるため、使い方には注意しましょう。