「渉外(しょうがい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「渉外(しょうがい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「渉外」の意味をスッキリ理解!

渉外(しょうがい):外部と連絡し、交渉すること

「渉外」の意味を詳しく

「渉外」とは、外部と連絡を取り、交渉や折衝を行うこと、相手組織と駆け引きを行うことなどを表す言葉です。

「渉外」を構成する漢字の意味はそれぞれ以下のとおりです。

  • 「渉」:わたる、広く見聞する、かかわる
  • 「外」:外部、外国

これら二つの意味が組み合わさることによって、「渉外」は「外部と連絡をとる」のような意味になりました。

ビジネスの場面では、渉外担当、渉外部といった仕事があります。一般的には、銀行や百貨店などへの営業活動を渉外と言い、対象が限定的であるという特徴があります。

「渉外」は広報や営業の仕事と混同されがちですが、営業には不特定多数の顧客を相手にするという特徴があり、広報には対象を限定せず広く情報を発信するといった特徴があります。

これらの違いに注意して、しっかり使い分けられるようにしましょう。

「渉外」の使い方

  1. 私は銀行の渉外職を希望しております。
  2. 渉外の仕事は多岐わたる。
  3. 彼女は郵便局で渉外の仕事を行っている。

会社で渉外の仕事をする場合、一つの部署として「渉外部」や「渉外課」などがある場合や、あるいは「渉外担当者」などの名前で呼ばれることが多いです。

「渉外」の類義語

「渉外」には以下のような類義語があります。

  • 折衝:利害の異なる相手と話し合うこと
  • 交渉:お互いが納得するまで話し合うこと
  • 外交:国家間において交渉を行うこと
  • 営業:顧客に対し、自社のサービスなどを購入してもらうよう説得すること
  • 広報:外部に対し、情報発信を行うこと

全ての類義語に、「相手と話し合う」というニュアンスが共通しています。また、営業や広報は職業として「渉外」と似たものとされています。

「営業」について詳しく

「営業」はお得意様・見込み客などに対して、商品・サービスの取引を納得してもらうための交渉や相談のことです。企業や個人顧客の元に出向いて、物やサービスなどの商品を販売することでから「外売(ソトウリ)」とも呼ばれます。

たとえば、百貨店などには「外商部」という専門部門が高額商品を購入する法人顧客や個人顧客向けにサービスを提供します。

「営業」は「彼は東北地方の顧客企業や事業所の営業にまわった」というような使い方をします。

「広報」について詳しく

「広報」は、広く社会に向けて、その企業の活動内容を知らせていく仕事です。「広報」は「PR」とも言い、よく「新商品のPR」などのように使います。「PR」は「Public Relations」の略で、「public=一般の人々」と「relations=関係」を作るということです。

社外に向けての広報を「社外広報」というのに対し、自社の社員に向けて商品情報や社内報などを発信することを「社内広報」と言います。使い分けには注意しましょう。

また「広報」と似た言葉に「公報」というものがあります。「公報」とは、官庁などの公的機関が一般市民に周知させなければならない事柄を知らせる公的な報告のことです。違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

「渉外」の英語訳

「渉外」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Public Relations
    (大衆と関係を持つこと)

前述の通り、Public Relationsは「広報」の英訳としても使われます。前後の文脈に注意して、しっかり使い分けましょう。

まとめ

以上、この記事では「渉外」について解説しました。

読み方渉外(しょうがい)
意味外部連絡し、交渉すること
類義語折衝、交渉、外交など
英語訳Public Relations(大衆と関係を持つこと)

「渉外」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われる言葉であるため、この機会にぜひ確認してみてください。