「シンパシー」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉はカタカナ語の「シンパシー」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語について分かりやすく解説します。

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「シンパシー」の意味をスッキリ理解!

シンパシー(sympathy):同情することや共感すること

「シンパシー」の意味を詳しく

シンパシーとは、誰かに同情することや共感することを意味します。この単語は英語圏で使われていた言葉で、日本でも多用されるようになった言葉です。本来の意味とカタカナ語としての意味合いに少し違いがあるので、解説します。

ここではわかりやすくするために、英語の意味合いを持つ場合は sympathy、カタカナ語の意味合いを持つ場合はシンパシーと表します。

sympathyとは?

まず、sympathy は同情するという意味を持ちます。同情とは、相手の気持ちに寄り添って思いやりを持つ気持ちです。特に、苦しみや悲しみなどネガティブな感情をいたわり、かわいそうに思う気持ちを指します。

しかし、日本では「同情は失礼であまりよくない」という風潮もあります。なぜなら、相手の不幸をかわいそうだと思ったとき、相手がそれを不幸だと思っていないことがあるからです。そのため、自分の価値判断で相手をかわいそうだと決めつけることは失礼だと考える人もいます。

シンパシーとは?

次に、シンパシーは同情すると言う意味よりも、共感するという意味合いを強く持ちます。共感とは、相手の感情を理解して、自身も同じように感じる気持ちです。同情との違いは、ネガティブな感情以外の感情も共有することです。

このため、シンパシーは一般的に肯定的な状況を表す言葉として用いられます。例えば、演説を聞いた時や会議中などで、相手の気持ちや考えに同感するという意味で使われます。

それでは英文を用いて具体的に説明します。

例文
  1. The women expressed sympathy for the earthquake victims.
    (女性は、地震の被害者に同情した。)
  2. She received many sympathy in the past few month.
    (彼女はここ数ヶ月の間にたくさんの人から同情された。)
  3. If you want to make good relationship, it is important to show empathy to others.
    (いい関係性を築きたいのであれば、他の人に共感を示すことは重要だ。)
  4. Passionate speech can increase empathy and understanding.
    (熱烈な演説は、人々の共感と理解を得ることができる。)

❶と❷は同情を意味する sympathy の例文です。そして、❸と❹は共感を意味する emapathy の例文です。このように、英語で共感は、同情とは別の感情として表します。

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「シンパシー」の使い方

  1. まだ数分しか話していないのに、初対面の人に対してシンパシーを感じた。
  2. 友達が自分と同じような境遇と知り、シンパシーを覚える。
  3. 若くして両親を亡くした彼女に、シンパシーを抱く。

❶と❷は、共感するという意味で用いられています。❸は同情するという意味で用いられています。このように、感情を表す言葉と使い方は似ていて、「〜を感じる」「〜を抱く」などの動詞と共に用います。

「シンパシー」の語源

シンパシーの語源は、ギリシャ語の sympathes です。意味は、「仲間意識を持つ」や「好意に影響される」です。

syn- は「一緒に(together)」という意味を持ち、pathos は「感情」という意味を持ちます。これらの意味を合わせて、sympathes という言葉になりました。

その後、sympatheia (ギリシャ語)、sympathia (ラテン語)、sympathie (14~16世紀のフランス語)、symapthy のように変形しました。

ちなみに、syn-がつく言葉は他に、synchronize(同時であること)、synonym(同義語、類義語)などがあります。

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「シンパシー」の類義語

「シンパシー」には以下の類義語があります。

  • 同感:意見や考えに賛成したり、同じように考えたりすること
  • 同調:他と調子が同じこと
  • 意気投合:お互いの気持ちや考えがぴったりと合うこと
  • エンパシー(empathy):共感すること

また、「シンパシーを感じる」という表現は色々な言葉で言い換えることができます。それでは、例文を用いて紹介します。

  • このプロジェクトに取り組んでいる同僚とはウマが合うので、仕事が早く進む。
  • 恋人とは波長が合うので、一緒に暮らしていてとても気楽だ。
  • 心が通じ合っているから、言葉がなくても相手の考えがわかる。

どの言葉も、相手と同じ性質を共有していて、それが心地よい状態を表しています。

「シンパシー」の対義語

「シンパシー」には以下の対義語があります。

  • アンチパシー(antipathy):反感や嫌悪、毛嫌いすること

antipathy の字面をよく見ると、sympathyとよく似ていることがわかります。そこで、違いのある、先頭部分に着目して解説します。

anti- とは、「反対」「敵対」「対抗」「排斥」の意味を持つ接頭辞です。接頭辞とを簡単に説明すると、それ自体に意味を持たず、意味のある語幹(※)の語尾につけられることで言葉に新しい意味を持たせるものです。

 

そのため anti- は熟語のはじめにつける「無・未・非・不」などの否定語と同じ役割を持ちます。そして、近年日本で使われるようになった「アンチ」という言葉の由来でもあります。アンチは、誰かに反感を持つ人々や、その考えを意味します。

例えば、ある芸能人に対して反感を持つ人々を「〇〇のアンチ」と表現します。

    (※)語幹:一つの言葉の中で、意味を持つ部分のこと。
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まとめ

以上、この記事では「シンパシー」について解説しました。

読み方 シンパシー(sympathy)
意味 同情することや共感すること
語源 ギリシャ語の sympathes
類義語 同感、同調など
対義語 アンチパシー

あまり親しい間柄ではなかった人と、ふとしたきっかけで仲良くなったことはありますか。仲良くなる要因はさまざまですが、その一つに「シンパシーを感じたこと」があります。

そして、シンパシーを感じるには相手のことを知り、理解しなければいけません。誰かと仲を深めたいと考えているのならば、まずは話しかけることから始めましょう。

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