四字熟語「意気投合(いきとうごう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「意気投合(いきとうごう)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「意気投合」の意味をスッキリ理解!

意気投合(いきとうごう):相手と自分の気持ちが通じ合って、仲良くなること

「意気投合」の意味を詳しく

「意気投合」は、初めて会った人などと一緒に共通の趣味や話をすることで、距離が一気に縮まり仲良くなることを意味しています。

「意気投合」の「意」は、意思や意見に使われる漢字で、自分や相手の思いや考えを表しています。「物事に込められている内容」や、「思惑」という意味がありますが、ここでは「人間の気持ち」という意味で使われています。

続いての「気」は、気合や気功という熟語で使われる漢字です。心の動きや心の状態といった精神的な意味になります。

 

また、見えない気持ちという意味もあり、その人周辺に漂うオーラという意味もあります。しかし、「意」と「気」は似た意味なので、2つが合わさった「意気」という熟語の意味は、単に「気持ち」ということにはなりません。何かしらの事柄に対して積極的に取り組もうとする意思や気持ちという意味になるのです。

つまり、ただ単に気持ちや思惑を表すのではなく、何かに対してポジティブな感情というような意味に変わるのです。この点は言葉の面白さを感じますね。

続いて「投」は投手などに使われる漢字で、投げるという意味になります。「合」は合併などに使われ、一緒になるという意味です。

「投合」で、お互いの気持ちがぴったりと合うという意味になります。統合という熟語もありますが、こちらは1つになるという意味なので間違えないように気をつけましょう。

 

「投合」がなぜ気持ちが通じ合うという意味になるのかという理由は諸説ありますが、そのうちの一説をご紹介します。

投げるという動作は、ボールなど軽いものなら1人で投げることができます。しかし、重たいものは、1人では抱えることすら難しいです。2人で持たなければなりません。そしてそれを投げるときには、2人の息をぴったりに合わせなければ、綺麗に投げることはできません。

つまり、このような状況では気持ちが通じ合うことが重要なのです。だから「投合」は気持ちが通じ合うという意味なのです。このように考えると、「意気投合」が、何かに対して積極的な気持ちが通じ合うというニュアンスになることを理解できますね。

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「意気投合」の使い方

  1. 出会った日に意気投合して、彼女と交際がスタートした。
  2. 飲み会に参加した人と意気投合して、ビジネスを始めることになった。
  3. 意気投合をし合える人同士でコミュニティ作りをするべきだ。

「意気投合」は、初対面の出会いを表現するときによく使用されます。例えば、夫婦の馴れ初めです。ある男の人が、後に妻となる女性に飲み会で出逢いました。

もちろん、出会う前は交流は全くなく気持ちが通じ合ったことは1度もありません。しかしながら、男性と女性の趣味がカフェ巡りや映画鑑賞など趣味が共通していた場合、その話題で盛り上がります。

心理学の説によれば、初対面で自分と同じ共通の趣味を持つ人間に会うと人は心を開示します。そのために、性格や雰囲気が自分にぴったり合う人だと感じると、「意気投合」することになります。

それがきっかけで仲を深めることになります。女性の中には、心が通じるような人のことを運命の人と呼ぶ人もいますが、これは「意気投合」のことを意味しています。
 

①は、恋愛の始まりを表した例文です。自分と同じような考え方や趣味を持つ人に出会うと、安心感や心地よさを抱くようになります。それがきっかけで、恋心に変わり恋愛に発展することがよくあります。

よく、出会って間もなく付き合い始める場合び「意気投合して交際が始まった」という言い方をするので、覚えておくと良いでしょう。

②は、起業に関する例文です。現在では、ベンチャーと呼ばれるような新しい会社がたくさんあります。その創業者に、会社を建てたときのエピソードを聞くと例文のように話される方が多いです。

1人で仕事をするならばフリーランスでも良いですが、会社の強みは他の人たちとチームで仕事をするのでそれぞれの強みを発揮できることです。このチームのメンバーとともに、一緒に会社を作ることもあります。

 

そのメンバーに出会ったときのエピソードを聞くと、「意気投合」したから会社を建てたということもよくあります。出会ったその日に、相手が自分の描く理想像や想いに共感したことによって本当にビジネスを始めてしまうわけです。

また、ビジネスだけではなく普段の友情を表すときに「意気投合」が使われることもあります。例えば、クラスで知り合った友達と仲良くなるときです。好きな音楽や共通の話題で盛り上がると、一気に仲良くなります。

その状態を「意気投合」と表す場合もあるので、覚えておくと役に立ちます。

 

③は、まちづくりなどの政策に関する例文です。「意気投合」するような人とは、当然一緒にいて居心地が良いです。考え方も似ているし、衝突も少ないです。

そのため、自分と「意気投合」するような人々と一緒に生活したいと思う人がいるのも当然です。例えば、年老いたシニア世代の人が昼間から商店街に行ってお喋りをして過ごすのも「意気投合」する人たちと一緒に過ごすことが楽しいからです。

国や政府も、同じ街に住んでいる人たちが、「意気投合」する出会いや人と暮らせるような仕組みやコミュニティを作ろうと試みています。そのため、「意気投合」は政策分野などでもよく使われる四字熟語なのです。ぜひとも心に留めておきましょう。

「意気投合」の英語訳

「意気投合」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • hit it off
    (気が合う)

この慣用表現に違和感を覚える人も多いでしょう。

hitは「当たる、打つ」という意味です。itは「それ」という指示代名詞です。そして、offは「離す」という意味です。つまり、直訳では「打ってそれを離す」となります。

意気投合の「投合」は、「投げて合わせる」という意味なので、hit it offの直訳である「打って離す」は正反対の意味になっていますね。それにも関わらず、“hit it off”が「意気投合」の英語訳になる理由は、古代の英語にあります。

 

昔の古い英語では、hitはhittaなど単語のスペルが異なっていました。同様に、意味も今と異なっていました。hitには、「誰かと会う」という意味があったのです。

現在のhitからはその意味が消えましたが、 “hit it off” にはその意味の名残が残っているのです。英検1級レベルの表現ですが、英会話の表現ではよく使われます。しっかりと覚えておき、「打って離す」など誤訳しないようにしましょう。

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まとめ

以上、この記事では「意気投合」について解説しました。

読み方意気投合(いきとうごう)
意味相手と自分の気持ちが通じあって仲良くなること
英語訳hit it off(気が合う)

「意気投合」はあまり難しい文章では使われません。よく使われる場面としては、カジュアルな場面です。仲良くなった人との関係を表現するときに使います。ぜひ、この記事で「意気投合」の使い方や意味を確認していつでも使えるようになりましょう。

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