「若干(じゃっかん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「若干(じゃっかん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「若干」の意味をスッキリ理解!

若干(じゃっかん):はっきり決まってはいないが、あまり多くはない数量や程度

「若干」の意味を詳しく

若干とは少しばかりの量を表す言葉です。多いわけではないが、0というわけでもないくらいの量を表す際に使います。

若干という言葉には具体的な量は定められていませんん。そのため、この言葉を使う人によって程度に差があります。

 

若干を使った表現として、「若干名」が存在します。この表現で表される際の具体的な人数は、「1人以上10人以下」であることがほとんどです。

しかし、「若干名採用」などと書かれている場合には、「多くても10人まで採用、適していると思われる人がいなければ誰も採用しない」というニュアンスが含まれている場合もあるので、注意が必要です。

また、若干は物の数や程度を表す際に使う言葉であるため、年齢を表す際に若干を使うことはできません。「若干16歳の若さで」などという表記は全て、「弱冠16歳の若さで」の間違いです。

「若干」の使い方

  1. 倉庫に若干数のバスケットボールがあった。
  2. 昨日転んで怪我をした箇所が若干痛む。
  3. 気のせいかも知れないが、若干変な臭いがしている。

上記の例文の中で、1つめの例文では数量を表すために若干を使っており、2,3つめの例文では程度を表す表現として「若干」を使っています。

このように、数量や程度を表す際に若干は用いられます。

「若干」の語源

若干の「干」という漢字は、「一」と「十」という漢字に分けることができます。また「若」という字は「ごとし」と読むことができ、これは「~のようだ」という意味です。

ここから、「一の若(ごと)く十の若(ごと)し」という、「一のようでもあり、十のようでもある」という表現が表れました。これは「1~10までの数」を表しており、これが派生して若干という言葉になりました。

「若干」の類義語

若干には以下のような類義語があります。

  • 多少:多いか少ないか
  • 幾分(いくぶん):いくつかに分けたうちの一部分
  • 少々:数量がわずかであること
  • 些か(いささか):ほんの少し
  • ちょびっと:量や程度がわずかなさま
  • 多寡:多いか少ないか

上記のような、「それほど多くはない量や程度を表す言葉」は若干の類義語にあたります。

「若干」の対義語

若干には以下のような対義語があります。

  • 大層:程度がはなはだしいさま
  • たくさん:数や分量が多いこと
  • かなり:量が普通よりまさっていること

上記のような、「量や程度がはなはだしいことを表す言葉」は若干の対義語にあたります。

「若干」の英語訳

若干を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • some
    (少しの、いくつかの)
  • slightly
    (わずかに、少しの)
  • few
    (少しの)

上記の表現以外にも、二語以上を使う表現として “a trifle” や “a number of” “a sum of” などが存在します。

まとめ

以上、この記事では「若干」について解説しました。

読み方若干(じゃっかん)
意味はっきり決まってはいないが、あまり多くはない数量や程度
語源一の若く十の若し
類義語多少、幾分、少々など
対義語大層、たくさん、かなり
英語訳some(少しの、多少の)・slightly(わずかに、少し)・a trifle(若干)など

このように、若干はあまり多くはない物の数や程度を表す際に使用する言葉です。よく使うことがある言葉ですが、若干の定義は使う人によって差が出てしまうものです。正確な値を伝える必要がある際には、若干は使わないようにしましょう。