「阻害(そがい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「阻害(そがい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「阻害」の意味をスッキリ理解!

阻害(そがい):物事の進行を邪魔すること

「阻害」の意味を詳しく

「阻害」にもっとも意味が近い言葉は、「邪魔」です。

「阻害」は、同じ意味の漢字2文字を組み合わせた熟語です。「阻」は訓読みすると「はばむ」となります。「行く手を阻む」と言うように、邪魔をするという意味です。「害」は、迷惑という意味だけではなく、「阻」と同様に「邪魔をする」という意味があります。

 

ちなみに、同じ読みの「疎外」は、「のけ者にする」という意味です。「いじめにあって疎外感を味わった」というように、自分の居場所がないといった場面で使われます。混同しないように注意してください。

生物学用語としての「阻害」

「阻害」は生物学の用語でもあります。酵素の反応を邪魔することを阻害と言います。

酵素は、生物の体の中で起こる様々な化学反応を助ける物質です。酵素には様々な種類があり、それぞれがカギ穴に対するカギのように特定の物質に働いて成分を変化させます。

たとえば、唾液(だえき)に含まれるアミラーゼという酵素は、デンプン(炭水化物)を分解します。

酵素の反応を阻害する物質が体内で作られれば、酵素反応が止まります。たとえばアミラーゼなどの消化酵素の場合、食後しばらくして消化が十分行われると、酵素を阻害する物質が体内に分泌(ぶんぴつ)されます。

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「阻害」の使い方

  1. 発展途上国では、道路などのインフラ整備の遅れが成長の阻害要因だと問題となっている。
  2. 1種類でも養分が不足すると植物の成長が阻害されるので、肥料には注意が必要だ。
  3. 糖尿病患者には、糖の分解酵素を阻害する薬が処方されることもある。
このように、阻害は行動、動き、流れなどにつけられることが多いです。「人を阻害する」というような言い方はしません。

「阻害」の類義語

「阻害」には、以下のような類義語があります。

  • 妨害
  • 邪魔

また、「害」という字の持つ悪いイメージを避けて、「阻碍」「阻礙」と書かれることもあります。どちらも「そがい」と読みます。

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「阻害」の対義語

「阻害」には以下のような対義語があります。

  • 助長:成長・発展を助けること、ある傾向を強めること
  • 促進:物事が早く進むように助けること

助長には、悪い傾向が強まるというニュアンスがある場合もあります。そのため、良い傾向が強まることを意味するときは、促進が阻害の対義語として使われることが多いです。

たとえば、「成長の阻害要因」の対義語は「成長の促進要因」と言います。

「阻害」の英語訳

「阻害」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • inhibition
    (阻害)
  • impediment
    (機能の妨害)
  • obstacle
    (人や物の妨害)
  • blockage
    (動きを止めること)

少し難しい言葉を紹介しましたが、 “blocking” でもだいたいの意味は通じるでしょう。バスケットボールやサッカーなどで相手選手の前に立って動きを封じ込めることを「ブロックする」と言いますよね。英語では、 “block” に「邪魔する」という意味があります。

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まとめ

以上、この記事では「阻害」について解説しました。

読み方 阻害(そがい)
意味 物事の進行を邪魔すること
類義語 促進、助長
対義語 妨害、邪魔
英語訳 inhibition(阻害), impediment(妨害)など

物事をうまく進めるには、阻害しているものを取り除く必要があります。阻害の意味を理解して、うまく物事を進められるようになりたいですね。

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