「指摘(してき)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「指摘(してき)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「指摘」の意味をスッキリ理解!

指摘(してき):全体の中から特定の事柄を取り出して指し示すこと

「指摘」の意味を詳しく

「指摘」は、全体の中から特定の事柄を取り出して指し示すことという意味です。

特定の事柄とは、重要な点や欠点、過失、誤り、間違いなどの問題点が当てはまります。

指し示すとは、指でさすだけでなく、言葉で言及することも含みます。

「指摘」の使い方

  1. 彼はいちいち欠点を指摘してくるので、うんざりする。
  2. 納品した商品が不良品であることの指摘を受けた。
  3. お気づきの点がございましたら、ご指摘をお願いいたします。
  4. 草案に関しまして、ご指摘の通りです。すぐに修正いたします。
  5. 指摘いただき、ありがとうございます。

「指摘」は②の例文のように名詞として「指摘を〜」の形で用いることもあれば、①の例文のように「指摘する」という動詞の形で用いることもあります。

①、②の例文は「指摘」の基本的な使い方で、欠点や問題点などの特定の事項を取り上げて指し示すという意味がわかりやすく表現されています。

③、④、⑤の例文は、「ご指摘」という丁寧な表現です。「ご」は、尊敬を表す接頭語であり、ビジネスシーンなどにおいて、目上の人から指摘を受けた際に使いやすい表現です。

 

「ご指摘」の使い方として代表的な分類が3つあるので紹介します。

「ご指摘」の使い方
  1. 相手に「指摘」を求める使い方
  2. 相手の「指摘」に賛同する使い方
  3. 相手からの「指摘」にお礼をする使い方

①の使い方に当てはまる表現としては「ご指摘ください」があります。ただし、「ください」は命令形で終わっているために少し失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

より丁寧な表現では、「ご指摘お願いいたします」「ご指摘いただけると幸いです」「ご指摘のほどお願いします」「ご指摘くださりますようお願いします」などと言います。場面や相手によって使い分けましょう。

 

②を使うシーンとしては、上司や取引先にレポートや見積書などを提出し、問題点の指摘を受けた際に、その指摘がその通りであると思った場合には「ご指摘の通りです」などと返事をします。

同じように相手の指摘を肯定する表現としては「ごもっともです」などもあります。「ご指摘の通りです」「ごもっともです」は、自分の非を認めた上で使うようにしましょう。納得していない場合は使わない方が無難です。

 

③は相手に指摘してもらったことに対して感謝を述べる意で、「ご指摘ありがとうございます」という表現を使います。こちらは②とは異なり、指摘の内容に肯定するしないに関わらず用いることができます。

ただし、自分側のミスを指摘された場合には、お礼だけでなく必ず謝罪も述べるようにしましょう。

「ご指摘」は敬語表現であるため、自分に対しては使いません。

「指摘」の語源

「指摘」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :指し示す、指図する
  • :つむ、えらび取る

ここから「指摘」は、選びとって指図することという意味になりました。

「全体の中から特定の事柄を取り出して指し示すこと」という意味が想像できるかと思います。

「指摘」の類義語

「指摘」には以下のような類義語があります。

  • 意見:間違いを指し示すこと
  • 指導:アドバイスとして聞き入れること
  • 教示:知識や方法などを教え示すこと
  • 指示:言いつけてそうさせること
  • 異議:違った意見

「指摘」の英語訳

「指摘する」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • indicate
    (指し示す)
  • designate
    (指摘する)
  • point out
    (指摘する)

「指摘」という名詞を英語に訳すと、 “indication” , “comment” , “advice” などがあります。ただし、「指摘する」という表現の方が高頻度で使われています。

まとめ

以上、この記事では「指摘」について解説しました。

読み方指摘(してき)
意味全体の中から特定の事柄を取り出して指し示すこと
語源「指し示す」「えらび取る」という意味の漢字から
類義語意見、指導、教示など
英語訳indicate, designate, point out

「指摘」は使用頻度の高い熟語ですが、意外にも使い方は複雑です。正しい使い方をマスターしましょう。