「節制(せっせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「節制(せっせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「節制」の意味をスッキリ理解!

節制(せっせい):欲望におぼれず、適度につつしむこと

「節制」の意味を詳しく

「節制」は、節と制という2つの漢字から構成されています。

「節」は、「せつ」「ふし」と読み、ふし・みさおなどの意味を表します。節制において節は、みさおという意味で用いられており、信念を守るという意味を表します。

「制」は、「せい」と読み、おきて・おさえるという意味を表します。節制において、制はおさえるという意味で用いられています。この意味で用いられている熟語には、制限や制裁があります。

 

この2つの漢字から、「節制は欲望を抑える」という信念を持つという意味を表します。

「節制」と「摂生」の違い

「節制」と似た意味を持つ熟語に、「摂生(せっせい)」があります。この2つの熟語は読み方も同じで、「やりすぎを控える」という意味で共通していますが、使い方が異なります。

節制は、全般的な欲望に対する節度のあるつつしみを表します。一方で、摂生は健康のために節度ある生活をするという意味を表し、健康に対してのみ用いられます。

たとえば、「お酒を節制する」と「お酒を摂生する」は、それぞれの指す意味合いが異なります。「お酒を節制する」と言う場合は、お酒を飲みたい欲望を抑えるというニュアンスになります。一方で、「お酒を摂生する」という場合は、健康のためにお酒を控えるという意味を表します。

両者の違いを覚えておきましょう。

「節制」の使い方

  1. 生活習慣病になってから、アルコールを節制するようになった。
  2. 貯金を貯めて旅行に行くために、節制した生活をする。
  3. お菓子を食べたい欲望に駆られたが、節制して我慢した。

①の例文で節制は、「節制する」という形で用いられています。この文において節制は、度を越さぬよう控えるという意味を表しています。

②の例文で節制は、「節制した生活」という形で用いられています。この文において節制は、欲を抑えてつつしむという意味を表しています。

③の例文で節制は、「節制する」という形で用いられています。この文において節制は、欲望を理性で抑えるという意味を表しています。

「節制」の類義語

節制には以下のような類義語があります。

  • 我慢(がまん):欲望のままに行動するのを抑えること
  • 抑制(よくせい):感情や欲望などを抑えること
  • 節度(せつど):言行などが度を越さず適度であること
  • 中庸(ちゅうよう):過不足がなく、極端でないこと
  • 禁欲(きんよく):様々な欲望を抑えること

我慢、抑制、禁欲は、節制の「欲を抑えてつつしむ」という意味に対する類義語です。

節度、中庸は、節制の「度を越さぬよう控える」という意味に対する類義語です。

「節制」の対義語

節制には以下のような対義語があります。

  • 放縦(ほうじゅう):思うままにふるまうこと
  • 享楽(きょうらく):思いのままに快楽を味わうこと

放縦、享楽は節制の欲望を抑えつつしむという意味に対する対義語です。

「節制」の英語訳

節制を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • moderation
    (節度)
  • temperance
    (節制、禁酒)
  • self-restraint
    (自制)

moderationは、節制の度を越さぬよう控えるという意味に対する英語訳です。temperanceは、主にアルコールに対する節制を意味します。

まとめ

以上、この記事では「節制」について解説しました。

読み方節制(せっせい)
意味欲望におぼれず、適度につつしむこと
類義語我慢、抑制、節度など
対義語放縦、享楽
英語訳moderation(節度)

「節制」は、「摂生」など似た意味をもつ熟語が多くある単語です。

しっかりと意味を理解して使いましょう。