「シリアス」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「シリアス」です。

「シリアス」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「シリアス」の意味をスッキリ理解!

シリアス(serious):事態などが深刻なこと、きわめて真面目な様子

「シリアス」の意味を詳しく


「シリアス」には以下のような3つの意味があります。

「シリアス」の意味
  1. 事態などが深刻なこと
  2. きわめて真面目な様子
  3. 本格的なさま

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:事態などが深刻なこと

「シリアス」の一番よく用いられる意味は「事態などが深刻なこと」です。

たとえば、「会社の不祥事が報道され、緊急に行われた会議はシリアスな雰囲気に包まれていた」などのように使います。

意味②:きわめて真面目な様子

「シリアス」には「きわめて真面目な様子」という意味もあります。

たとえば、「彼はシリアスな表情をしていた」「彼の作る映画はシリアスな内容のものが多い」などのように用いられます。

意味③:本格的なさま

「シリアス」はたまに「本格的なさま」という意味で用いられることもあります。

「シリアス」の使い方

「シリアス」は以下のような言い回しで用いられることが多いです。

「シリアス」のよくある言い回し
  • シリアスな
  • シリアスに考える
  • シリアスな人
  • シリアスな本
  • シリアスゲーム
  • シリアスな笑い

それぞれの言い回しについて例文と一緒に見ていきましょう。

「シリアスな」の使い方

「シリアスな」は「シリアス」のもっともよく見られる言い回しです。

「シリアスな〇〇」のように、後ろに名詞をつけて使います。

「事態などが深刻なこと」という意味を表すことも、「きわめて真面目な様子」という意味を表すこともあります。

例文
  1. 新ドラマに出演しているあの俳優はシリアスな顔が似合う。
  2. 定期的に受けている健康診断で病気が見つかり、医者からシリアスな状態だと言われてしまった。
  3. 浮気の発覚により、彼女との間にシリアスな空気が流れた。

❶の例文では「シリアスな」が「きわめて真面目な様子」という意味で用いられています。

❷と❸の例文では「シリアスな」が「事態などが深刻なこと」という意味で用いられています。

「シリアスに考える」の使い方

「シリアスに考える」は「真面目に考える」という意味の表現です。

「長い時間をかけて深く考える」というニュアンスもあります。

例文
シリアスに考えて、この大会で優勝するにはひとつのミスも許されない。

「シリアスな人」の使い方

「シリアスな人」は「真面目な人」という意味で用いられるのが普通です。

しかし、「深刻な雰囲気をまとった人」という意味で使われることもあります。

例文
  1. 彼はシリアスな人だから、あまり冗談は通じないと思ったほうが良い。
  2. 夜の街を歩いていると、呆然と立ち尽くすシリアスな人を見つけた。

「シリアスな本」の使い方

「シリアスな本」は「堅苦しい内容の本」という意味で用いられることが多いです。

また、「重々しいストーリーの本」という意味で用いられることもあります。

例文
  1. 研究を進めるためにはシリアスな本を何冊も読む必要があった。
  2. 私は主人公が極限まで追い込まれるような、シリアスな本が好きだ。

❶の例文では「シリアスな本」が「堅苦しい内容の本」という意味で用いられています。

❷の例文では「重々しいストーリーの本」という意味で用いられています。

「シリアスゲーム」の使い方

「シリアスゲーム」とは、社会問題の解決法を学ぶために作られたゲームのことです。

たとえば、ゲームの中で環境問題と向き合い、それを解決しながら進めていくのが「シリアスゲーム」です。

例文
シリアスゲームで温暖化対策の大切さを学んだ。

「シリアスな笑い」の使い方

「シリアスな笑い」とは、「深刻なシーンなのに思わず笑ってしまうような場面」のことです。

例文
この作品はシリアスな笑いを誘うことで定評がある。

「シリアス」の語源

「シリアス」の語源は英語の “serious” です。

英単語としての “serious” には以下のように様々な意味があります。

“serious” の意味
  1. まじめな、真剣な
  2. 本気の、冗談でない
  3. 重大な、ゆゆしい、容易ならない
  4. 重い

また、英語の “serious” の元々の語源はラテン語の “sepulcrum” です。

“sepulcrum” はラテン語で「墓地」「重い雰囲気」を意味する言葉です。

“sepulcrum” の意味が転じて、現在の英語の “serious” の意味になったと言われています。

「シリアス」の類義語

「シリアス」の類義語は意味別に以下のとおりです。

「事態などが深刻なこと」の意味の類義語
  • 重大な:事柄が軽々しく扱えない状態、並み並みでない、大事なこと
  • 由々しい(ゆゆしい):(大変な事態になるので)放って置くことができない、不快な
  • 悲壮(ひそう):悲しい中にも立派なところがあること
  • 重篤(じゅうとく):病気が非常に悪いこと
  • 深刻(しんこく):事態が切実で重大なこと
「きわめて真面目な様子」の意味の類義語
  • 堅苦しい:気楽なところがなく窮屈
  • 生真面目(きまじめ):非常にまじめなこと
  • 真剣(しんけん):遊び半分ではなく本気なこと
  • 真摯(しんし):まじめでひたむきなこと

「由々しい」の意味

「由々しい」は、「不吉なこと」や「忌まわしいこと」といった意味をもつ古語「ゆゆし」を語源とする言葉です。

たとえば、「個人情報が漏れるとは、由々しき事態だ」などのように用いられます。

この場合、「由々しき事態」は「見逃すことができないほど重大な出来事」という意味で捉えることができます。

「シリアス」の対義語

シリアスには以下のような対義語があります。

  • のんき:物事をあまり気にせず心配性でないこと、気楽なさま
  • コミカル:滑稽(こっけい)なさま、面白いさま、おどけた感じ
  • 滑稽(こっけい):言動が変であること

どちらも「シリアス」とは正反対の言葉です。

まとめ

以上、この記事では「シリアス」について解説しました。

英語表記シリアス(serious)
意味きわめて真面目な様子、事態などが深刻なこと
語源英語の “serious” またはラテン語の “sepulcrum”
類義語重大な、窮屈な、由々しいなど
対義語のんき、コミカルなど

シリアスは、「シリアスシーン」「シリアスムード」「シリアスな雰囲気」などのように使うことがあります。

「シリアス」の意味をきちんとおさえ、正しく使いこなせるようにしましょう。