「独善的(どくぜんてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「独善的」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「独善的」の意味をスッキリ理解!

独善的(どくぜんてき):自分だけが正しいと考えるようす

「独善的」の意味を詳しく

「独善的」とは、自分だけが正しいと考えるようすのことです。

「自分が正しい」という考えに固執して、他の人の意見を聞き入れないようすのことを表す言葉です。また、「他人のことを考慮せず自分ひとりの考えをよしとし貫こうとするさま」を表すこともあります。

自分の信念や行動が他者よりも優れているという感覚がもとになっています。

「自己中心的である」のようなマイナスの意味で使われます。「自分の意見を貫くことができる」という良い意味で使われることはほとんどありません。

「独善的」の使い方

  1. 彼は独善的すぎるあまり、周りに味方がいなくなってしまった。
  2. そのやり方は通用しないと昔から言われているのに、聞き入れない独善的な教師がいる。
  3. 彼女は、他人の意見は絶対に聞き入れない独善的な人間だ。

「独善的」の由来

「独善」の漢字には以下のような意味があります。

  • :他をかえりみないこと・自分だけであること
  • :正しい・道徳にかなっていること

つまり、「自分だけが正しい」という意味の漢字です。

自分が正しいと信じ込んでしまうと、自分の意見を突き通そうとしてしまいます。

そのため「他人の意見を聞き入れない」という意味も生まれました。

「独善的」の類義語

「独善的」には以下のような類義語があります。

  • ひとりよがり:自分だけで良いことだと思い込み、他の人の考えを聞こうとしないこと
  • 自己中心的:周りの迷惑を考えずに行動するようす
  • 自分勝手:他人の迷惑などかまわず自分の都合だけを考える態度
  • 偏狭的(へんきょうてき):自分だけの狭い考えにとらわれること
  • 教条的(きょうじょうてき):ある特定の原理・原則に固執する考え方や態度

「教条」とは、もともとは、教会が公認した教義をいくつか挙げてまとめたもののことでした。「教会が公式に認めた考え方を信仰し、それ以外の考えは絶対に認めない」という立場を「教条主義」と言うようになりました。

ここから、宗教以外の分野でも「ある特定の原理・原則に固執して、他を認めない柔軟性のない考え方・立場」という意味を持つようになりました。

「独善的」と類義語の違い

「独善的」には、類義語が複数あります。

「独善的」は、「自分だけが絶対に正しいと考える」という意味がもとになっているので、この点が類義語との違いだと言えます。

自己中心的である人や、自分勝手な人は、必ずしも「自分が正しい」と思っているとは限りません。

「独善的」の対義語

「独善的」には以下のような対義語があります。

  • 協調的:互いに協力し合うようす
  • 融和的(ゆうわてき):気持ちが相手と通じ合い、うちとけて仲よくするようす
  • 同調的:他人に合わせるようす

「独善的」の英語訳

「独善的」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • self-righteous
    (独善的)
  • self-opinionated
    (独善的)
  • selfish
    (自己中心的)

まとめ

以上、この記事では「独善的」について解説しました。

読み方独善的(どくぜんてき)
意味自分だけが正しいと考えるようす
由来「自分だけが正しい」という意味の漢字から
類義語ひとりよがり
自己中心的
自分勝手
偏狭的
教条的
対義語協調的
融和的
同調的
英語訳self-righteous(独善的)
self-opinionated(独善的)
selfish(自己中心的)

「独善的」は、マイナスの意味の言葉なので、使う場面には注意が必要です。この機会に、使い方や類義語をしっかりと理解しておきましょう。