「責了(せきりょう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「責了(せきりょう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳・その他の印刷用語についてわかりやすく解説します。

「責了(せきりょう)」の意味をスッキリ理解!

責了(せきりょう):印刷物の最終的な修正を印刷所に任せること

「責了」は印刷用語です。印刷会社への就職を考えている方や印刷を発注する方は、覚えておく必要があります。

その他の印刷用語などと合わせて理解しましょう。

「責了(せきりょう)」の意味を詳しく

「責了(せきりょう)」とは印刷物の最終的な修正を印刷所に任せることです。

印刷会社に印刷を受注する際、原稿にミスのないよう何度も確認と再提出を繰り返します。そのとき、ミスの量が多い場合は発注者の側で修正をするのですが、細かな言い回しや文章構成の修正だけであれば印刷所に任せることがあります。このことを「責了」と言います。

「責了」は、発注者と受注者の信頼関係のもとに成り立っています。そのため、初めて依頼をする会社に責了をさせることは一般的にはありません。

また、責了後に内容を修正することはできません。それだけ重要な工程ですので、依頼する方にもされる方にも緊張感があります。

「責了(せきりょう)」の使い方

  1. A印刷所とは長い付き合いで信頼しているので、責了を依頼した。
  2. 今回の仕事は納期が短いので、責了を依頼した。
  3. 責了により、重大なミスを防いだ。

①の例文では、信頼関係を築いた印刷所に責了を依頼することについて書かれています。

②の例文では、納期が短いために責了を依頼することについて書かれています。納期が短い場合、責了により再提出の時間をカットすることがあります。

③の例文では、責了の重要性について書かれています。何度修正したとしても気を抜くことはできません。

「責了(せきりょう)」の語源

「責了(せきりょう)」は「責任校了」の略称です。「責任校了」は以下のように分解することができます。

  • 責任:受注者の責任
  • 校了:校正が完了し、印刷できる状態になること

受注者の責任で校了するという意味の「責任校了」が略されて「責了」という語ができました。

「責了(せきりょう)」の類義語

「責了(せきりょう)」には以下のような類義語があります。

  • 校正:文字や内容の誤りを正すこと
  • 下版(げはん):校正の終わった印刷物を、次の工程に移行すること

いずれも印刷業界で多く使われる用語です。

「責了(せきりょう)」の英語訳

「責了(せきりょう)」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • OK with change
    (責了)

直訳すると「変更してもよい」という意味です。表現を知っていると印刷関係の英文を読む時に役立ちます。

その他の印刷用語

「責了(せきりょう)」以外にも印刷工程を表す用語はたくさんあります。以下は、それらの語句を工程順に並べたものです。

  1. 初校:最初の校正
  2. 再校:2度目の校正
  3. 三校:3度目の校正
  4. 念校:念のために行う校正
  5. 校了:校正が完了すること
  6. 責了:印刷所による校正
  7. 刷了:印刷が完了すること

普段私たちが手にしている印刷物は、このようなプロセスを経て印刷されています。何度も見直しを行い、ミスを徹底的になくそうとしています。

まとめ

以上、この記事では「責了(せきりょう)」について解説しました。

読み方責了(せきりょう)
意味印刷物の最終的な修正を印刷所に任せること
語源「責任校了」の略
類義語校正、下版など
英語訳OK with change(責了)

「責了」は日常生活ではあまり使われない専門用語です。ですが、専門用語を学ぶと業界の理解が深まります。これからも積極的に専門用語を学習することによって、知見を広げていきましょう。