「精査(せいさ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「精査(せいさ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「精査」の意味をスッキリ理解!

精査(せいさ):詳しく細かに調べること

「精査」の意味を詳しく

「精査」は「詳しく細かに調べること」を意味します。

「精」という漢字は「念入りに、詳しく」という意味、「査」という漢字は「調べる、明らかにする」という意味があります。

この二つの漢字から成る「精査」は「対象をより細かく調べる」ことを指す言葉です。

 

「調査」や「検査」などと似ていますが、「精査」の方がより「細かく」というニュアンスが強いのが特徴です。

「よく調べてから考えること」「完成したものが正しいかどうか詳しく調べて確認すること」という意味もあり、主にビジネスシーンにおいて頻繁に使用されます。

特別な場面で使用される「精査」

ビジネスシーン以外では、病院で「要精査」という言葉が使われます。これは「精密検査」の略であり、 他の病気が隠れている可能性があるため別の機関や方法でより詳しく検査した方がいいと医者が判断した場合に使われます。

また、銀行において業務終了後に帳簿とATMや窓口の現金を照らし合わせ、金額のチェックをすることを「現金精査」「精査」と言います。

監査用語としても「対象となる全ての書類を細かくチェックする」という意味で使用されます。

「精査」の使い方

  1. この資料を精査しておいてね。
  2. 頂いた書類を精査した上で回答させていただきます。
  3. 資料を添付しております。ご精査のほど宜しくお願い致します。

上記の例文のように、「精査」は資料や報告書などを扱うビジネスの場でよく使われます。

 

①の「精査」は「間違いがないかよく調べチェックする」という意味で使われています。この場合、目を通すだけではなく、間違いがあれば正すまでが精査です。

②の「精査」は「正しく判断するために詳しく調べる」という意味で使われています。すぐに回答ができない場合や、調査が必要な場合に、内容を確認し判断する意味で相手に伝える場合に使われます。

③のように、相手に依頼する場合や目上の人に対して使う場合は「ご精査」のように敬語表現にして使います。

「精査」の類義語

「精査」には以下のような類義語があります。

  • 調査(ちょうさ):多くの対象を調べ、その実態を明らかにすること
  • 検査(けんさ):ある基準に照らして、物事が決められた範囲にあるか調べること
  • 照査(しょうさ):照らせ合わせ違いがあるかどうか調べること
  • 査収(さしゅう):書類や物品を確認した上で受け取ってもらうこと
  • 審査(しんさ):詳しく調べて採否・優劣を決めること

「精査」の対義語

「精査」には以下のような対義語があります。

  • 通覧(つうらん):書物や書類などの始めから終わりまで全体に目を通すこと
  • 瞥見(べっけん):ざっと目を通すこと
  • 略儀(りゃくぎ):踏むべき手続きを簡素化したもの
  • 看過(かんか):あることを目にしていながら、そのまま放っておくこと
  • 試査(しさ):監査で、会計上の取引の一部を取り出して調べ、会計処理全体の妥当性について判断すること

「精査」の英語訳

「精査」を英語に訳すと、次のような表現になります。

・examine
(調べる)

“closely”や”carefully”などの副詞を使うと、「精査」の「細かく」というニュアンスをより表現することができます。

例文
We will examine this document more carefully.
(私達はこの書類について精査します。)

まとめ

以上、この記事では「精査」について解説しました。

読み方精査(せいさ)
意味詳しく細かに調べること
類義語調査、検査、照査、査収、審査など
対義語通覧、瞥見、略儀、看過、試査
英語訳examine carefully(精査する)

「精査」は、対象をより詳しく調べる・確認するという意味があることがわかりました。

自分が精査する場合、相手に精査を依頼する場合、それぞれのシーンに合わせて使うことでビジネスの場でスムーズなやりとりに生かすことができます。

また、「調査」や「検査」などとのニュアンスの違いを理解し正しく使いましょう。