「サクラ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「サクラ」です。

「サクラ」の意味・使い方・類義語・語源についてわかりやすく解説します。

「サクラ」の意味をスッキリ理解!

サクラ:人気があるように見せかけるために店側が雇い、客のふりをしている偽の客のこと

「サクラ」の意味を詳しく

「サクラ」とは、人気があるように見せかけるために店側が雇い、客のふりをしている偽の客のことことです。カタカナで表記されることも多いですが、「偽客」と書いて「さくら」と読む場合もあります。

「サクラ」の種類はさまざまです。「サクラ」と呼ばれる人や行為には以下のようなものがあります。

さまざまな「サクラ」
  • 店の前に並んで行列を作る人
  • 一般客のふりをして店先で「おいしい」などと褒めるような人
  • 商品を買っていないのにネットショッピングのレビューを高評価にする人

「サクラ」の使い方

  1. あの店に行くといつも行列ができていたが、そのほとんどがサクラだっただなんて、ショックだ。
  2. 今度の舞台なのだけど、まったくお客さんが入らなそうだから、サクラになって盛り上げてくれないかな。
  3. あの通販サイトは、レビューの半分以上がサクラによる書き込みらしい。

上の例文のように、「サクラ」は、ネガティブなニュアンスで使われることが多いです。

①の例文では、行列に並んでいた人のほとんどが純粋な客ではなく、人気があるように見せかけるための偽物だったということに衝撃を受けています。

②の例文は、「舞台」の関係者が、客としてその場を盛り上げる「サクラ」になるよう依頼している場面です。このように、「サクラ」はただその場で客のふりをするだけでなく、熱狂的なファンであるかのように装う場合もあります。

③の例文では、「サクラ」という言葉で、商品をよく見せようとするために、偽のレビューが書き込まれていることを表現しています。

「サクラ」の語源

サクラの語源にはさまざまな説があります。

代表的な説は以下の二つです。

「サクラ」の語源とされる説
  1. 江戸の芝居小屋で役者に声をかけた見物人役が、桜のようにパッと盛り上げパッと散ったことを指す隠語
  2. 無料で見られる桜のように、見物人役が無料で芝居を見物していたという意味

どちらの説も、花の「桜」からの連想で「サクラ」と呼ばれるようになったという点が共通します。

また、他の説と比較すると根拠が弱いとされていますが、「労働する」という意味の「作労(さくろう)」から変化したという説もあります。

「サクラ」の類義語

サクラには以下のような類義語があります。

  • ステマ(ステルスマーケティング):宣伝だとわからないように宣伝効果のある行動をすること

「ステマ」は、「ステルスマーケティング」の略称で、企業側が個人ブログやSNSに見せかけて、意図的にいい評判を流す行為のことを指します。

「ステマ」では、企業側にとって都合のいい情報が、一見中立の立場である、消費者側の意見であるかのように流れます。

その結果、テレビCMやネット広告など、直接的に宣伝をする「ダイマ(ダイレクトマーケティング)」では心を動かされない消費者に対し、いいイメージを刷り込むことになります。

しかし、「同じ消費者の意見だと思っていたものが、実は宣伝効果を狙ったものだった」と気がつくと、消費者は騙された感覚になります。そのため、一般的に「ステマ」はよくないものとして認識されています。

まとめ

以上、この記事では「サクラ」について解説しました。

英語表記サクラ
意味人気があるように見せかけるために店側が雇い、客のふりをしている偽の客のこと
語源①桜のようにパッと盛り上がりパッと散る見物人役
②桜を見るのと同じように、無料で芝居を見ていた見物人役
類義語ステマ(ステルスマーケティング)

「サクラ」は、江戸時代までさかのぼることのできる、ある意味での文化です。その一方で、現代では「サクラ」によって何がいいもので何が悪いものか区別ができないという現象も起こっています。

情報過多な時代でサクラを見分けるのは難しくなっていますが、冷静に対応していきたいものですね。