「留意(りゅうい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「留意(りゅうい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「留意」の意味をスッキリ理解!

留意(りゅうい):ある物事に心をとどめて、気をつけること

「留意」の意味を詳しく

「留意」とは、「ある物事に心をとどめて、気をつけること」という意味です。

「警戒」や「注意」など、他の「気をつける」という意味を持つ言葉と比べると、「留意」の気をつける程度は弱めです。

「気をつけるべきことを頭の片隅においておく」といったイメージを持つといいでしょう。

「留意」の使い方

「留意」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 健康に留意して塩分を控える。
  2. くれぐれもお体にご留意してお過ごしくださいませ。
  3. この道具を扱う際には、留意点が3つあります。

上記の例文のように、「留意」は「留意する」というように動詞の形で使われるのが一般的です。

また、以下のような言い回しでも使われます。

よくある「留意」の言い回し
  • 留意点
  • 留意事項
  • 留意いたします
  • 留意ください
  • 留意願います

①の例文の「留意」は、「気をつける」と言い換えることができます。

このように、「常に注意を払う」というよりも「必要な時に気をつける」というニュアンスを持っています。

 

また、②のように「留意」は、ビジネスシーンでもよく用いられます。

この場合の「留意」は、メールなどの文面で相手の健康を気遣う意味を持っています。

③にあるように、「留意点」という言い回しも多く使われています。

「留意」の類義語

留意には以下のような類義語があります。

  • 注意:気をつけること。また、悪いことが起こらないように警戒すること
  • 用心:心を配ること。また、万一に備えて注意・警戒を怠らないこと
  • 警戒:好ましくないことが起こらないように、気をつけること
  • 配慮:良い結果になるように、心を配ること
  • 心配り:細かい点にまで注意を払うこと

これらの熟語は、「気をつけること」という意味を表しているという点で「留意」と共通しています。

「注意」「用心」などは、「留意」と同じように「気をつけること」という意味を表します。

ですが、それぞれの使い方やニュアンスは異なっています。

今回は類義語の中でも「注意」「用心」について、「留意」との違いを見ていきましょう。

「留意」と「注意」の違い

「留意」と「注意」には以下のような違いがあります。

留意注意
気をつける対象抽象的具体的
気をつける期間長期間短期間
危険度低め高め

「留意」と「注意」では気をつける対象、気をつける期間などが異なるのです。

「留意」は抽象的なことについて長期間気をつけることを表し、気をつけなかった時の危険度は低めです。

一方、「注意」は具体的なことについて短期間気をつけることを表し、気をつけなかった場合の危険度は高めです。

「注意」は、気をつける対象が具体的、もしくは瞬間的な場合に用いられます。

たとえば、「道に飛び出す子ども」には「注意」を用い、「健康」には「留意」を用います。

 

このように「留意」と「注意」は似ているようでニュアンスには大きな違いがあります。

そのため、互いに言い換えられないことが多いです。

たとえば、「細心の注意」とは言いますが、これを「細心の留意」と言い換えることはできません。

あなたは使い分けられる?「注意」と「留意」の違い

2018年6月10日

「留意」と「用心」の違い

「留意」と「用心」の最大の違いは気をつける程度です。

「留意」は「気をつけておく」程度のニュアンスで、そこまで気をつける度合いは高くありません。

一方、「用心」は、「悪い事態に陥らないようにする」という意味合いが強く、「留意」に比べて気をつける度合いが高いです。

たとえば、健康状態が悪くなる「風邪」に対しては、「風邪に用心する」というように用いることができます。

「留意」の対義語

留意には以下のような対義語があります。

  • 油断:あることを見くびって気を許し、注意を怠ること
  • 失念(しつねん):うっかり忘れること

「留意」の反対の意味は、「ある物事について、気をつけないこと」です。

「油断」と「失念」は、どちらも気をつけるべき時に、注意を払わないさまを表しています。

「留意」の英語訳

留意を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • attention
    (注意、配慮)

英語で「留意」の意味を表したい場合は、 “attention” を用いましょう。

動詞の形で「~に留意する」と表現する時には、以下のような言い回しが使えます。

英語の「~に留意する」という言い回し
  • pay attention to ~
    (気をつける)
  • take notice
    (気をつける)
  • please note
    (ご注意ください)

まとめ

以上、この記事では「留意」について解説しました。

読み方留意(りゅうい)
意味ある物事に心をとどめて、気をつけること
類義語注意、用心
対義語油断、失念
英語訳attention(注意、配慮)

「留意」という言葉は身近に使われていますが、意味をきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。

いざ「留意」という言葉を使う場面が来た時は、他の類義語とのニュアンスの違いに留意して、正しく用いることができるようにしましょう。