「略歴」の意味とは？テンプレートから正しい書き方まで解説

略歴(りゃくれき)とは「おおよその経歴」という意味です。

アルバイトの応募や就職・転職活動の際に企業宛てに略歴の提出を求められることがあります。しかし、具体的に何をどの程度書けばいいのかわからない方も多いことでしょう。

インターネットで調べても、サイトごとに説明が違っていることもあり、混乱している方もいると思います。

この記事では略歴の意味や使い方・類義語・英語訳などの周辺知識について詳しく説明します。

☆「略歴」をざっくり言うと……

「略歴」の意味

略歴は、おおよその経歴という意味です。

「略歴」の書き方

略歴は新卒の就職活動の場合と転職活動の場合で記入するべき項目が異なります。

略歴を記入する際、いくつか守るべきポイントがあります。

それらのポイントについて以下に解説します。

また、新卒の場合と転職の場合とで略歴の書き方が異なります。

以下はそれぞれの場合に分けて解説をします。

就職活動における「略歴」

新卒の就職活動の際、略歴の記入を求められることがあります。

この場合は最低限、以下の情報について記載する必要があります。

一般的に新卒の就職活動では高校入学から大学卒業までの学歴を記入すれば問題ありません。

中学卒業以前の学歴は記入の必要はありません。

また、浪人や留年といったブランクを記入する必要もありません。

アルバイト経験はアピールとして書くのは結構ですが、必ずしも書かなければならないわけではありません。

転職活動の際の「略歴」

転職活動の際の略歴は、就職活動の略歴とは範囲が異なります。

以下が最低限記入するべき事項です。

学歴欄は一般的に高校入学からの学歴を記入します。

職務経歴には、勤務先名・勤務年数・担当業務を記入します。

また、学歴と職務経歴はそれぞれの欄にわけて書きましょう。

「略歴」と「経歴」の違い

略歴の関連語に経歴があります。略歴と経歴の違いについて以下に解説します。

略歴は略していますが経歴は略していないということです。

「略歴」の使い方

略歴は以下のような時に使われます。

具体的な使い方を例文で見ていきましょう。

①の例文では、企業から自分の経歴を要約して記した書類の提出を求められています。

②の例文では、口頭で自分の経歴を要約して話すことについて書かれています。

③の例文では、本に書かれた作家の活動の要約について書かれています。

「略歴」の類義語

略歴には以下のような類義語があります。

「略歴」の英語訳

略歴を英語に訳すと、次のような表現になります。

“biography” は “bio” と略すこともあります。

英語での「略歴」の書き方

英語で略歴を書く際は、日本語で書く場合と異なり、決まった形式に従う必要がありません。

そのため、自分のアピールしたいことから書きましょう。

また、学歴や職歴を時系列順に書く場合は、新しい順に書きます。

「略歴」のまとめ

以上、この記事では略歴について解説しました。

就職・転職活動では、社会人として最低限のマナーが身についていることが要求されます。

「略歴」の欄にどの程度の情報を記入すればよいかも、社会人として知っておくべき重要な事柄です。ぜひ覚えておきましょう。