「理念(りねん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「理念(りねん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「理念」の意味をスッキリ理解!

理念(りねん):事業や計画などの根本的な考え方

「理念」の意味を詳しく

「理念(りねん)」は、判断基準となる本質・原型、物事の根底にある根本的な考え方を指します。哲学では、経験では得られず理性によってのみ理解され得る最高の理想的概念ととらえられています。

ビジネス社会においても重要な概念とされており、企業が事業を行う際の価値観や規範となる根本の考えの意味とされています。現代社会においては使用頻度が高い重要単語です。

「念」は、「思い、こころ」という意味の漢字で、「自分の心の深くにある想い」を意味します。「理」は「ことわり、おさめる、みがく」という意味を持つ漢字で、「真実を表す、筋道を立てる」といった意味にもなりました。

二つを組み合わせたら「心の深くにある、ものごとの筋道」といった意味になり、「理」が「念」を修飾する形で構成されている単語です。

「方針」「ビジョン」との違い

「理念」に非常に似た言葉として使用されているのが「方針」「ビジョン」です。

  • 方針:物事を行う時の目指す方向や原則・企業理念を実現するために目指す方向を考えて定めること
  • ビジョン:将来に対する見通しや未来像、理想像、将来の在るべき姿
この2つの熟語と「理念」の使い方を比較すると、「理念」は物事の根本に存在していることが分かります。

企業で例えると、企業が事業を始める際に企業がどうあるべきかを定める判断基準のようなものが「理念」です。

また、活動を行ううえで「企業理念を実現するために目指す方向を定めること」を「方針」といい、「将来や未来の姿を策定すること」を「ビジョン」といいます。

方針は、「(企業理念を実現するための)目指すべき方向」、ビジョンは「理想像」を表しています。両単語とも共通して企業においては軸となるものを表す語ですが、それぞれ違ったニュアンスがあるので注意が必要です。

上記のように企業内で使われることが一般的で、そのような「理念」を企業理念と言い「企業運営においての根本の考えとなるもの」になっています。

「理念」の使い方

  1. 彼は、理念に反することは絶対にしない。
  2. ガンジーは死ぬまで非暴力抵抗の理念を貫いた。

上記の2文は、それぞれ異なる意味で「理念」を使用した文章です。

①、②の例文は、「物事の本質となる考え」という意味で「理念」が使用されています。自分自身の判断基準となるもの、根本的な考えに反さないという表現で一般的な使い方です。

自分自身の中にある絶対的な考えに対して使用される場合と、もともと存在している概念に対して使用される場合があります。

「理念」の類義語

理念(りねん)には以下のような類義語があります。

「概念(がいねん)」は、抽象的な意味を持っており物事に対してのおおまかな意味や内容を指します。個々の物事や事象に対して共通する本質的な部分を取り出した状態のことです。

例文
  • 生命という概念は物理的に理解できるのだろうか。

「観念(かんねん)」は、人が物事に関して抱く主観的な考えのことを表しています。ある対象に対しての、考え方や意識的なもの指します。

例文
  • 彼の経済観念は欠けているため、不況を招きかねない。

「理念」の英語訳

理念(りねん)を英語に訳すと、次のような表現になります。

    • idea
      (理念)

例:Gandhi maintained the principle of nonviolent resistance until his death.”(ガンジーは死ぬまで非暴力抵抗の理念を貫いた)

まとめ

以上、この記事では「理念」について解説しました。

読み方理念(りねん)
意味物事の根底にある根本的な考え方
類義語概念(がいねん)、観念(かんねん)など
英語訳idea

似たようなニュアンスの熟語が多く存在するため、正しく場面ごとに使い分けていくことが大切です。重要な場面で使う機会が多い単語なのでマスターして正しく使用しましょう。